農場の風

トマトパークだより-第23便-2018年6月29日

写真1 大玉トマト圃場様子


写真2 大玉トマト成長点付近の様子


写真3 ミニトマト圃場様子


写真4 ミニトマト成長点付近の様子


写真5 コンサルタントによる栽培指導


写真6 ミニトマト果実色目揃えの様子




大玉トマト -栽培室①-

【栽培ノート:2018年5月16日~2018年6月15日】

 品種:りんか409(株式会社 サカタのタネ)〈定植:8月17日〉

[生育状況(2018年6月15日現在)] (写真1,2)

 草丈:679.9cm、葉数:15枚、収量:43.68t/10a

 開花花房段数:28段目、収穫花房段数:24段目

[作業]

 誘引(クリップ、テープナー)、わき芽取り(成長点付近および株元)、

 摘花、果梗取り、下葉取り、吊り降ろし、収穫、摘心

[病害虫防除]

 コナジラミ防除、うどんこ病防除

ミニトマト -栽培室③-

【栽培ノート:2018年5月16日~2018年6月15日】

 品種:CF千果(タキイ種苗 株式会社)〈定植:8月17日〉

[生育状況(2018年6月15日現在)] (写真3,4)

 草丈:1196cm、葉数:15枚、収量:28.2t/10a

 開花花房段数:43段目、収穫花房段数:39段目

[作業]

 誘引(巻きつけ)、わき芽取り(成長点付近および株元)、摘花、果梗取り、

 下葉取り、吊り降ろし、収穫、摘心

[病害虫防除]

 コナジラミ防除、うどんこ病予防

『トマトパーク栽培OJTについて』

  毎日暑い日が続くようになり、夏の近づきを感じられるようになりました。昨年の8月に定植した株も6月上旬に摘心を行い、栽培終了に向かってラストスパートをかける季節となりました。
さて、今月の農場の風では、トマトパークアカデミーでの研修の1つである栽培OJTについてご紹介いたします。栽培OJTでは、トマトパークアカデミー研修生と誠和社員がトマトを観察しながら、気候や天候を踏まえたハウス内環境の管理や作業計画などについて、毎週4時間ほど話し合います。毎日の栽培管理に忙しい中で、栽培OJTの時間はじっくりとトマトに向き合うことができる時間です。今回は、最近の栽培OJTの講義内容を2つご紹介いたします。

  5月17日の栽培OJTでは、㈱Delphy Japan(デルフィージャパン)による月に1度の栽培コンサルティングが行われました。コンサルタントが現在のトマトの生育状況をチェックし、これからの季節に向けた管理や摘芯方法についてアドバイスをしました。それに関して研修生からの質問もあり、議論はどんどん広がっていきました。また、施設栽培の先進国であるオランダでの栽培管理の事例として、マルハナバチの管理方法などについても紹介してもらいました。オランダでは約50%の生産者が高圧ナトリウムランプによる夜間の補光を行っており、夜間も明るいためマルハナバチは日の入りを感知できず、巣箱に帰れないまま死んでしまうことがよく起きるそうです。その対策として、日の入り2時間前には巣箱の出口を閉め、日の入り前に巣箱に帰ってきたマルハナバチが再度飛び出さないようにしているそうです。夜間も明るいオランダのハウスを想像しながら、研修生・社員共に興味津々にコンサルタントの話を聞いていました。

  5月24日の栽培OJTでは、管理作業の生産性を高めるため、研修生同士の意見交換会を行いました。ある研修生から、「研修生によって、収穫するミニトマトの果実色が異なっているのではないか」という意見が出ました。果実色は熟度にも関係しており、出荷時の果実品質を一定にするために、全員で果実色の目安を確認するべきだという議論になりました。実際にハウス内でミニトマトの果実色の目揃えを行ったところ、研修生によって収穫適期の果実色の感覚が異なっていたことが分かりました。定期的に作業の目揃いを行うことの重要さを参加者一同感じました。

  このように、栽培OJTは栽培に関する様々な情報を得る時間、管理作業の質を高める時間となっています。研修生だけでなく、社員にとっても学ぶことばかりの4時間です。今後も栽培OJTを通して、研修生・社員共にトマト栽培や農場経営についての理解を深めていきたいと思います。

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