農場の風

トマトパークだより-第24便-2018年7月31日

写真1 大玉トマト圃場様子


写真2 ミニトマト圃場様子








大玉トマト -栽培室①-

【栽培ノート:2018年6月16日~2018年7月15日】

 品種:りんか409(株式会社 サカタのタネ)〈定植:8月17日〉

[生育状況(2018年7月15日現在)] (写真1,2)

 草丈:679.9cm、収量:49.74t/10a

 開花花房段数:28段目

[作業]

 誘引(クリップ、テープナー)、わき芽取り(成長点付近および株元)、

 摘花、果梗取り、下葉取り、吊り降ろし、収穫、摘心

[病害虫防除]

 コナジラミ防除、サビダニ防除、うどんこ病防除

ミニトマト -栽培室③-

【栽培ノート:2018年6月16日~2018年7月15日】

 品種:CF千果(タキイ種苗 株式会社)〈定植:8月17日〉

[生育状況(2018年7月15日現在)] (写真3,4)

 草丈:1196cm、収量:30.73t/10a

 収穫花房段数:41段目

[作業]

 誘引(巻きつけ)、わき芽取り(成長点付近および株元)、摘花、果梗取り、

 下葉取り、吊り降ろし、収穫、摘心

[病害虫防除]

 コナジラミ防除、サビダニ防除、うどんこ病予防

『2017年度作 ミニトマト栽培の栽培方針』

  トマトパークアカデミー生の干場です。
  トマトパークでの研修2年目となる今作、栽培室の1つで自分を含めた2年生3名が管理責任者となり、栽培を行いました。目標収量30t/10aを達成することができたミニトマト栽培において、特に意識したことを項目毎にご説明します。

〈栽植密度〉
  定植時は3.12/㎡、日射量が増えてくる前の1月中旬に3.6/㎡に増やしました。又更なる収量増加のためと来年度の栽培に向けての試験の目的で、4月の第2週に3.9/㎡にしましたが、この増枝が適正だったかの評価は今作終了後に行います。
〈吊り下ろし〉
  ハイワイヤー誘引では誘引高に余裕があるため、収穫と葉かきの位置を優先して考えることができます。どちらも取りやすい位置にあれば作業効率が良くなり、取り忘れを防止できます。また、冬の時期には天窓からの冷気が成長点に当たることのストレスによって成長が鈍くなりますので、これを回避するために、誘引位置を少し低くします。
〈腋芽取り〉
  優先度の高い作業です。ミニトマトの場合、成長点付近はもちろん中間の腋芽の成長が旺盛なので、定期的に取ることで余分な栄養を使わせないようにします。腋芽に花が咲くまで放置すると蜂の標的が増えて受粉効率が落ちますので、こまめに行うことが重要です。
〈茎径〉
  今作栽培した品種、CF千果では生育調査時の計測ポイントが8~9.5ミリとなるよう管理をしました。これ以上、茎径が太くなると誘引作業を行う際に、茎を折るリスクを考えて作業が慎重になり、作業効率が落ちてしまいます。逆に日射量が増える時期は自然と細くなる傾向があるので、細くし過ぎないことも大切です。
〈摘花〉
  前作では果数制限を設けていた時期があり、その期間は果実の肥大が進み、L,2Lサイズが多くなると共に収量が伸び悩みました。その結果を踏まえて今作はできるだけ果数を増やす管理を行いましたが、その際に目安として行ったのが裾花取りです。トマトパークでは一番上で開花している果房から2段下の果房のまだ蕾のものを除去しています。この蕾を取ることで適正な果房の長さ、果実サイズを維持でき、作業台車の引っ掛かりによる花房・果実の喪失や出荷サイズS未満の発生によるロスを回避できる上、同時収穫段を3段以内にでき、作業効率も向上しますので利点が多いと言えます。

  トマトパークでは年々新しい技術、考えが蓄積されていきます。30t/10a達成に満足すること無く、これからもより良い報告ができるよう、今後の研修生には励んでもらえればと思います。

                                                               研修生  干場 公貴

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