農場の風

マキシマイザーユーザー紹介(2)

ユーザー紹介

地区 栃木県 D氏
作物 トマト(品種:麗容)
作型 土耕栽培による促成長期栽培
施設面積 85a

[導入動機]

以前から各種センサーでハウス内の温度や湿度、CO2を測定していましが、さらにリアルタイムに正確に把握したいと思っていました。また、CO2発生装置や細霧装置を導入する場合には個々の制御盤が必要になりますが、一括で制御できる方法を模索していました。色々と環境制御の技術を勉強して実施していくと、光合成を高めるためには光強度に応じて温度やCO2濃度、カーテンの開閉などを制御することの必要性を感じ、これらをすべて実施できるマキシマイザーの導入を決めました。

[評価]

コンピュータによる環境制御はいずれ必要になると思っていました。導入を検討していたときには今の自分の技術で使いこなせるかという不安もありましたが、すぐに慣れました。まず、マキシマイザーを導入することで自分が理想とする環境を創造することが楽になりました。今までは個々の制御盤同士の連動がなかったため、除湿時の天窓開閉や、強日射時のカーテン開閉を手動で操作することもありました。 ハウス内のマキシマイザー制御専用パソコンをインターネットに接続しておくことで、遠隔操作ソフトを利用して家のパソコンやスマートフォンからもハウス内の環境状況や機器の動作状況を確認、設定することができます。自宅とハウスが少し遠いため、今までは初冬などの季節の変わり目には、どのタイミングでカーテンを閉めるかを確認するために夜に数回ハウスに行っていましたがそれが必要なくなりました。 マキシマイザーを導入した結果、ハウス内環境と機器の制御の関連性が明確になり、今まで気づかなかった課題も多くでてきましたが、今までより短時間でそれらの解決を実施できるようになりました。なぜなら、マキシマイザーでは制御ソフトのプリバオフィスにすべての設定、環境情報、機器動作のデータが集積されるからです。これを繰り返していくことが収量向上、生産性向上につながると思っています。

マキシマイザーによる環境制御を実施する上で色々な問題もでてきました。ひとつは現在のハウス構造の問題です。まず換気窓が片天窓のため風向・風速に合わせた温度管理や除湿が難しいと感じています。また現在のハウスの軒高は4mですが、もっと高い方が環境を制御しやすいと感じています。これらの問題点については次にハウスを建てる機会があれば改善をして、トマト栽培に適した施設を建設したいと思っています。 マキシマイザーの導入による当初の目的は収量向上、効率的なエネルギー利用でした。

マキシマイザーでは目標とする湿度を維持するために効率良く積極的な除湿を実施することができますが、それを実施した昨年度の栽培ではまったく果実の灰色かび病が発生しませんでした。これには驚きでした。

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