農場の風

トマトだより -第99便- 2016年4月25日

写真1 ロックウールトマトの生育状況


写真2 ロックウールトマト LED補光栽培での果房の様子


図-T1 日射量の変化


図-T2(※1) 波長とエネルギー


図-T3(※1) 照度計と光合成有効放射波長別感度 (模式図)


図-T4積算日射量の1年間の推移




ロックウール

【栽培ノート:2016年3月15日~2016年4月14日】
<播種:7月27日 定植:8月31日、9月7日>

[生育状況(2016年4月14日現在)写真1,2]
りんか409:第24花房開花開始
第17果房収穫開始
ホーム桃太郎EX:第22花房開花開始
第16果房収穫開始
麗容:第23花房開花開始
第16果房収穫開始
[作業]
誘引(クリップ、テープナー誘引)、吊り下ろし、
わき芽取り、下葉かき、摘花、花こうクリップ、収穫

[病害虫防除]
コナジラミ防除、うどんこ防除

栽培終了しました

光を測る

夏に向かって光がどんどん強くなってきました。図-T1は友の会プログレディサイトの誠和小金井農場の日射量のグラフです。2015年7月14日、2015年12月20日、2016年4月15日を比較したところ、4月でも最高日射量は800W/㎡に達しており、12月の2倍になっています。
プロファインダーをお使いの皆様も、「4月中旬になって最高照度が70,000lxを超えてきたなあ」などと明るさを実感されているのではないでしょうか。
お気づきとは思いますが、同じ光を測定しているのにプロファインダーとNext80では単位が異なっています。理由はセンサーの違いで、プロファインダーでは照度センサー、Next80は日射センサーで光の測定をしています。
「日射量」は単位時間に単位面積が受ける日射エネルギー量です。さらに、光合成に有効な400nmから700nm波長域のみの放射量は「光合成有効放射量」といいます(図-T2(※1))。

 

「照度」は人間が目に感じる明るさを表したものです。図-T3(※1)は照度計と光合成有効放射計の波長別感度を示していますが、人間の目は緑の波長(約500~530nm)をより明るく感じるために、この波長域の感度が高くなっています。よって、日射量と照度を正確に換算することはできません。

 

図-T4は誠和小金井農場の2015年4月1日から1年間の日積算日射量(MJ/㎡)です。日射量はエネルギー量であるため、1日の積算量を算出することができます。しかし、照度は人の目が感じる明るさなので、単純に積算することはできません。瞬間の明るさを比較する場合は照度の測定で問題はありませんが、日々の日射量を比較したり、潅水量や気温管理などを日射に合わせて行いたい場合は日射量の測定が必要になります。

皆様にご愛顧いただいておりますプロファインダーはこのようなニーズにお応えして、日射センサーをラインナップすることとなりました。商品についての詳細は次号でお伝えいたします。

参考文献
(※1) 図-T2、図-T3: 「作物の生育と環境」西尾道徳、古在豊樹ら、農文協、44-45ページ

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