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2015年 「冬に向けての栽培管理セミナー」へのご参加ありがとうございました

2015年12月25日

12月16日と18日に千葉と埼玉会場で弊社の斉藤を講師に『実践的な冬に向けての環境管理セミナー』と題して午前、午後の2部構成で開催いたしました。午前は環境制御を始めたい方を対象に基本的な内容を、午後は冬に向けてより実践的な管理の内容を中心に講演が行われました。

2会場で合計約150名の方にご参加いただき、大好評のうちに終了しました。以下に午後の講義内容の一部をご紹介させていただきます。

 

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講義の内容

 光の重要性

・光が収量を決める。光の増大が収量の増加になる。

・農薬を散布し、病害虫を防げたとしても収量に関してマイナス要因がゼロになるだけで極めてもプラス要因にはならない。

・ハウスに降り注ぐ光を効率良く取り入れるためには、長期間にわたり高い光透過率を維持できる外被材を選択する。

・ハウス内に入射した光を有効に活用するため光反射資材を積極的利用する。例えば黒や緑マルチに変えて白マルチを利用したり、ハウスの骨材を白に塗装したりする。

・光が多い時期に利用するカーテンは、遮光なのか遮熱なのかを区別して利用する。

・強日射は成長点付近の葉温を上昇させ萎れの原因になる。散乱光カーテンによる穏やかな遮光が有効。

 

 

 CO2

・CO2施用の効果を感じられない原因として多くの場合で次の3つが理由

①CO2の施用量が足りない → 施用量を再確認する

②収穫対象部位(果実)へ糖が転流していない → 温度管理を見直す

③光合成に必要な原料(水)が不足している → かん水量を再確認する

・CO2濃度を外気より高める場合は、曇りの日より日射が強く晴れの日の方が光合成の増大幅が大きい。

 

 

 湿度

・植物の蒸散量に対してハウス内の飽和水蒸気量は少ない。冬季にハウス内湿度が高くなる理由。

・透湿性のカーテンを用いることでカーテンを閉めたまま効率的に外被材に結露させ除湿することができる。

省エネになる。

・ハウス内の湿度の流れを知るためには群落内、カーテン上、ハウス外の環境を測定することで理解しやすくなる。このときの湿度は絶対湿度で考える。

・植物体への結露が病気の原因。結露させないように管理する。重要なことはハウス内に温度ムラを作らないこと。具体的には、

①天窓閉、カーテン閉、暖房機オフの時間を長時間作らない

②循環扇等を使い空気を動かす

③天井やサイドのカーテンの隙間をなくし、冷たい場所、冷たい植物を作らない。冷たい場所の植物は結露しやすい

④気温だけではなく葉温も測定する

④ハウス内の温度ムラを測定する、把握する。

 

 

 まとめ

・プロファインダーは単なる測定器であり制御はしない。環境を把握して測定したデータの活用方法を考える。

・生育調査を行うことで環境に対する植物の反応を数字で把握できる。

・統合環境制御をおこなう上ではPDCAサイクルを常に回すことが重要。実施回数の増加が生産者の目標達成に直結する。

 

 

終わりに

冬は統合環境制御を実施しやすい季節でありますが、一方では多くの課題が見えてくる季節でもあります。日射量が少ない12月、1月の管理が2月、3月の収量と品質に影響します。ぜひ、ひとつずつ課題を解決していって下さい。

今回のセミナーは題名の通りセミナー終了後、即時に活かせるような内容になりました。参加者の方々からも積極的な質疑応答もあり、皆様の高い意識と関心度が伺えました。これからも多くの方々の考え方を変えるキッカケになるようなセミナーを企画していきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。

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