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2018年「実践的な春に向けての環境管理セミナー」へのご参加ありがとうございました

2019年04月02日

はじめに

 熊本営業所の上山です。“春に向けての環境管理セミナー”を2月19日から3月22日にかけて全国11会場にて開催しました。講師はデルフィージャパンの斉藤章氏にお願いし、合計517名の方に参加していただきました。私が参加した宮崎会場、熊本会場ともにほぼ満席となり、参加していただいた方に窮屈な思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。

 当日は、約3時間にわたり内容の濃いセミナーで、大きく分けて4つのセクションに分かれていました。

1、はじめに、前回冬セミナーの復習

2、春の環境管理のポイント(CO2、かん水、湿度、温度、光、労働力)

3、環境を均一化させる空気循環

4、温風ダクトの多面的利用

この中から以下に、セミナーの内容を一部ご紹介いたします。

 

実践的な春に向けての環境管理セミナー

 

 これからの収量を決めるポイントは“かん水”

 3月以降の収量を決める大切なポイントはかん水だということで、かん水に関する内容の部分をご紹介します。2月以降は、日射量の増加にあわあせてかん水を増やしていく時期ですが、かん水量不足で成長の足を引っ張っている方が多いです。具体的には、どうやって増やしていくのか?何を基準に増やしていくのか?そういった話がありました。かん水を増やす話は、CO2施用や除湿など、環境制御をきちんと行っていることが前提条件のためCO2施用などのおさらいの内容もありました。

 

■かん水の増やし方
 闇雲にかん水を増やすのではなく、きちんと基準を持って、かん水を決める方法を少しご紹介したいと思います。かん水を決める手順ですが、まず、現状のかん水量を把握することです。セミナー中に斉藤氏から“自分のハウスのかん水量を「10aあたり日射1MJ/m2で何リットル流している」と把握していますか?”という質問がありました。私が参加した会場では、半数以上の方が把握していないようでした。かん水量の共通の基準としてこれを把握していないと、多い、少ないという比較ができないので、まずはこの数字を把握することがスタートとなります。ここでのポイントとして、1株あたりではなく10a(土地面積)あたりを基準とすることです。では、実際に自分のハウスで、10aあたり何リットルかん水しているのかを知ろうとしても、かん水量を設定できる装置を使っている人は少ないので、使用しているかん水チューブの吐出量から計算する方法の説明がありました。それと合わせて、日射量をきちんと測定することで、「10aあたり日射1MJ/m2で何リットルかん水している」ということを把握できます。そうすると、セミナーでお伝えした基準と比較して、現状のかん水量が多いのか、少ないのかが分かりますし、あとどのくらい増やすことができるのか、かん水量を増やすときの基準にもできます。

 

環境制御するなら“風”も大切

 循環扇を回す、暖房機のダクトを引くなど、多くの方がしていることと思いますが、具体的におすすめの方法を伝える場はそれほど多くないと思います。今回のセミナーでは、何故、そのやり方がおすすめなのかも含めて、他では聞く機会が滅多にないであろう空気流動についての内容がありました。

 

■循環扇は回し続けたままでいいの? 

ハウス内の空気流動が必要な理由は、大きく分けて3つあります。

1、葉面へのCO2供給

2、葉面湿度を下げる

3、温度ムラの解消

 

 その中で実践的な栽培において循環扇を使用する目的は、温度ムラを解消させるために動作させている方が多いと思います。温度ムラを解消させるためには、24時間ずっと動作し続けるよりも、45分間動かして15分止めるなどして空気だまりを解決する方が効果的です。セミナーでは、循環扇の具体的な選定方法や設置方法、循環扇で空気を動かすやり方だけでなく暖房機の送風を活用する方法など、いろいろな方法の特徴の紹介がありました。

 

 おわりに 

 毎年、冬セミナーと春セミナーを開催させて頂いておりますが、春セミナーは出荷量が増えてきて生産者の方が忙しくなってくる時期に開催されます。そういったなかで、収量、売上向上のため、セミナーに参加して頂ける方の情熱には、毎回、驚かされます。

 今回、印象的だったのが、セミナー開始前や休憩時間に、同じ県内の顔見知りであろう方々が、弊社が今年度からスタートしましたプロファインダークラウドを見せ合っている光景を見たことでした。セミナー中でなくても、参加者の方々の情報交換している姿もありました。これからも、生産者の方の栽培に活用できるセミナーを開催していきますので、よろしくお願い致します。

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