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2019年7月
「仲間と取り組む環境制御はモチベーションを高められる」清遠 力生様(高知県芸西村 ナス生産者)

 
地区 高知県芸西村
作物 ナス
台木 トナシム
作型
施設面積 38a
定植 8月下旬~翌年6月末
定植本数 1.1本/m2
プロファインダー導入日 2016年10月

【導入したきっかけは?】
 プロファインダーを導入する2、3年前から高知県内では「環境制御」と言うキーワードが飛び交っていました。実際に近所で実施した人たちから「収量が増えた」という話を聞いていため興味は持っていました。そんなときに県の補助事業があるとのことで、思い切ってプロファインダーとCO2発生機を同時に導入しました。

【導入した感想は?】
 初めの1年はデータを見ているだけで、正直CO2の施用方法や湿度管理の考え方についてはよくわかりませんでした。ただ自分で想像していたハウス内環境とデータからみえてくる実際のハウス内環境には大きな隔たりがあることに気づき、それを改善するために誠和の勉強会に参加してみました。勉強会では色々な話がありました。学んだ事を正確に理解してハウス内で再現してみると、あまりにも話の通りに植物が反応することが多く驚いたと言うよりも感動しました(^◇^)。例えば、冬場の曇天時の日中や春先の長雨時に暖房しながら天窓を透かしたりして湿度を抜いたら、今までこの時期に発生していた病気がほとんどなくなりました。より理想の湿度管理を目指すなかで、湿度を透湿するLSスクリーンに興味を持ちました。現在のハウスはPOフィルムの巻き上げカーテンが入っています。日中に全開しても天井に1.2mほど巻き残しが発生してしまいフィルムの影が気になっていました。現在建設中の新設ハウスには、湿度と光の環境を改善するために巻き上げカーテンをやめ、スライド式の自動カーテンとLSスクリーンを導入することにしました。 2年前から芸西村内のナス生産者8名で、圃場巡回を行いながら月1回の勉強会を実施しています。このグループは環境制御技術を使って何が正しいかを追求するために立ち上げました。グループで行う活動は知識や技術を向上させるだけではなく、私を含めたメンバーの高いモチベーションを維持できる要因にもなっています。

【今後の抱負は?】
 まずは収量25t/10aの達成です。環境制御に取り組み始めて、1年目は18t/10aだった収量が毎年2tずつ増えてきています。今後も環境制御を軸として技術の向上に取り組んでいきます。そのためにも勉強会のメンバーと情報を共有して、誠和の勉強会にも積極的に参加していきます。最近は植物生理の理解の必要性を感じています。それを現場で再現し収量増につなげていけたらと思っています。一生勉強ですね。それを続けていくことが目標達成に一番近道だと感じています!

【誠和担当者からの一言】
 高知営業所の椙田です。清遠さん、お忙しい中インタビューを受けて頂きありがとうございました。清遠さんとお会いしてから私自身はまだ3ヶ月程です。初めて話をさせていただいたときから話が非常に整理されており、環境に対して植物がどう反応するかを考え管理されていることが、毎年の収量増につながっているのだと感じました。また清遠さんが「一生勉強」といわれるように非常に前向きな考え方も印象的でした。今後も勉強会等での知識や情報が栽培の一助になれば幸いです。今後ともよろしくお願い致します。

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2019年6月
「冬季の低日射地域でも環境に合せた管理で大きな向上!!」嵯峨根 幹雄様(京都府舞鶴市 イチゴ、トマト、万願寺とうがらし生産者)

 
地区 京都府舞鶴市
作物 イチゴ、トマト、万願寺とうがらし
台木
作型 いちごステーション、樽、発泡ベット (培地はいずれもヤシガラ)
施設面積 39a (イチゴ10a、トマト16a、万願寺とうがらし13a)
定植 イチゴ:9月中旬~7月上旬、トマト:2月と8月定植、万願寺とうがらし:3月末~12月
定植本数 イチゴ約6000本、トマト(大玉約1500本、ミニ・中玉各約700本)、万願寺とうがらし約1100本
プロファインダー導入日 2013年6月~

【導入したきっかけは?】
 プロファインダーが販売され始めて間もない時期に誠和の営業担当の方から勧められたことがきっかけでした。昔から新しいものや機械が好きだったこともあり導入してみようと思いました。これまでの感覚の中で行っていた農業で見えなかったものをデータとして可視化できることには大きな魅力を感じました。ただプロファインダーを導入するに当たっては費用対効果に見合うものかどうかは考えました。総合的に考えていったときに、自分の中で「これは必要だ!」と判断できたことも導入の後押しになったと思います。

【導入した感想は?】
 正直に言うと、最初の3年間はプロファインダーから出てくるデータを眺めているだけでした。特にそこから「こういう管理をしよう」とか「CO2が日中足りないから施与しよう」といったことを考えていませんでした。そんな中で別の地域の生産者で今では自分の師匠(もはや神様ですが…)になっている方がいます。その方に出会えたことで考え方がガラッと変わりました。また同時期に大きな水害に遭いました。どうしてもハウスを移転しなければならずその際に師匠から誠和の栽培装置を勧められ、導入したことも大きな転機だったと思っています。これまで京都北部の地域でも越冬栽培に挑戦してきた方がいました。ですが、いずれも軌道に乗れなかった方がほとんどです。原因は太平洋側に比べ日射条件的に不利であることに間違いはありません。しかしそれよりも低日射の中でそこに合わせた管理ができていなかったことが大きいと考えています。その点でもプロファインダーで環境データを見ながら温度、湿度、CO2を管理できたことは非常に大きかったです(例えばCO2を日中高濃度で施与するなど)。今では師匠を中心とするメンバーで積極的に情報や意見を交わしています。CO2や湿度に注目しながら管理を行ってきた結果、今では病気も少なく収量も非常に安定しています。冬季の日射量が少ない舞鶴市は非常に栽培しにくい場所です。それ故に農産物の物量自体が少ないので、安定して供給できるところがとても重宝されます。直売で比較的単価が良く、それを安定して出荷することができています。その結果、高級車 レクサスも買うことができました。私はまだ「楽しい農家」なんじゃないかなと思います。

【今後の抱負は?】
 収量に関しては現状維持と言ってしまいたいところですが、やはり目標は持っておきたいです。現在イチゴは年間26,000パック前後の出荷量ですが、30,000パックに増やしたいと思っています。私は“モノづくりはヒトづくり”だと考えています。そのため現在のパートさんのチームワークやモチベーションは高いレベルにあると思っています。栽培レベルが安定してきた今、圃場主としてはどこまで段取りをするか?いかにパートさんにストレスのない環境で働いてもらうか?など作業に入ってもらいやすい環境作りを重要視していきたいです。

【誠和担当者からの一言】
 大阪営業所の松下です。嵯峨根さん、御多忙の中インタビューを引き受けてくださりありがとうございました。嵯峨根さんにお会いするのは今回のインタビューが初めてでしたが、その話のどれもがキーワードとして印象に残りました。まずは「楽しい農家」という言葉で、成果を実感していることもそうですが、その経緯が整理されているのでインタビュー中も充実感に満ちたお話が多かった様に思います。嵯峨根さんは「モノづくりはヒトづくり」と農園のパートさんに関するお話をされていました。私は情報交換できる人同士のネットワーク作りもその一つなのではないかと思いました。今後も誠和として勉強会や交流会を通じて嵯峨根さんのより一層の発展に寄与していければ幸いと存じます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2019年5月
「失敗の原因を知って対策!そして、収量アップ!!」佐藤 光様(静岡県三島市 中玉トマト生産者)

 
地区 静岡県三島市
作物 中玉トマト
台木 自根
作型 ロックウール
施設面積 10a
定植 8月上旬~6月末
定植本数 1.64本/m2、1 月上旬から側枝を伸長させ2.46本/m2
プロファインダー導入日 2014年8月

【導入したきっかけは?】
 就農する以前からプロファインダーの存在は知っていました。大学生時代に訪問した試験場で使用されているのを見たのが初めてでした。大学卒業後は師匠のもとで一年間の研修を受け2014年に就農しました。研修中は師匠に早く追いつきたいと思っていましたが、技術的にも樹を見る目もかなわないと思いました。早く目標に到達するにはハウス内の環境を把握することで同じミスを繰り返さないようにする必要があると考えていました。また、収量と品質を安定させることも目的にありました。スーパーマーケットやバイヤー等と相対に取引を行う交渉の際にとても大切な事と思い、就農と同時にプロファインダーを導入しました。

【導入した感想は?】
 当初は就農と同時に導入したこともあり、作業に追われることが多く測定された値だけを見る毎日でした。表示されている値の意味やデータの活用方法などが全く分からないままだったので、初めて聞く「飽差」という用語に踊らされて飽差中心の管理をしてしまいました。結果、葉かび病、果実への結露、葉水、裂果、しおれなど、ありとあらゆる失敗をしました。何をすれば良いのか分からず、「このままではダメだ!」と気付き、就農一年目の終わりから積極的に誠和の勉強会に参加するようになりました。

 参加を始めたころは経験も少なく「そういうものなのか・・・」という思いで内容を聞いていました。ところが、回を追うごとに経験や知識も増えて「そういうことか!」に変わっていきました。勉強会で学んだ日の出前暖房や湿度管理に取り組んでからは病気が減り農薬散布をする回数が激減しました。現在では、12月以降は1~2か月に一回の薬散で済むようになり作業が楽になりました。また、失敗した理由を勉強会で明確にして改善することで、年間を通じ収量のばらつきが減りました。当初の目標通り品質、収量共に安定した出荷をすることで売り上げも向上しています。プロファインダーは失敗した原因が分かる大切なツールですね。

 勉強会で知り合ったプロファインダーユーザーの方とは、定期的に連絡を取って意見交換を行い、作の終わりの時期には集まって“振り返り会“を行っています。最近はプロファインダークラウドも活用しています。生育調査のデータとプロファインダーのデータを使って一週間ごとのデータのレポートを出力して、自分の管理が適切であったのか見直しをして次の管理に生かしています。他にも、友達追加機能を使うことでクラウドユーザーと環境データの共有も行っています。今、改めて一年目のプロファインダーのデータを見るとメチャクチャな管理だったなと思います(^◇^)。

【今後の抱負は?】
 まずは単位面積当たりの収量を向上させるために、次作は定植時から栽植密度を2.46本/m2にして高めていこうと思っています。うれしい悲鳴ですが、収量が増えて作業が追い付かなくなってきているので、今後新しく人を雇用することも考えています。その際に、オランダのように誰もが同じ作業ができる様に作業内容の単純化をしたいです。後は、売り先の要望に応じたトマトを出荷できるようになりたいです。例えば、量がほしいとか味を上げてほしいとか果実の大きさを小さくしてほしい等の要望に対応したトマトが作れることが理想です。

【誠和担当者からの一言】
 豊橋営業所の杉浦です。佐藤さん、お忙しい中でインタビューを受けていただきありがとうございました。佐藤さんと初めてお会いしたのは勉強会でした。その時に、過去に参加した勉強会の資料を全て持って来て下さっていたのが衝撃的で「この人は本気で統合環境制御に取り組んでいる」と感じたのを覚えています。勉強会では失敗の原因をハッキリさせて仕組みを理解して改善したり、プロファインダークラウドのレポートを活用して管理の振り返りをするなど、得た結果に対して徹底的に向き合って成果を上げている方だと思っています。今後ともよろしくお願いします。

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2019年4月
「共通言語が産地を越えて新たな発見につながった!」節なり会(生産者11名, 関係機関8名)、代表:永田亮様(群馬県邑楽郡板倉町・明和町・館林市ほか キュウリ生産者)

 
地区 群馬県邑楽郡板倉町, 明和町, 館林市ほか
作物 キュウリ(穂木:新聖, ハイグリーン21, 極光)
台木 ゆうゆう一輝(黒)
作型 促成栽培, 抑制栽培 (摘芯栽培, つる下ろし栽培)
施設面積 合計250a
定植 [促成]1月13日~6月30日、[抑制]8月15日~12月20日
定植本数 1本/m2
プロファインダー導入日 2015年2月

【導入したきっかけは?】
 もともとサラリーマンだったため栽培の経験がなく、師匠のハウスで研修を受けている間も「樹の姿」で栽培管理を変えてくのは難しいと感じていました。これは数値化することが必要だと感じプロファインダーの導入を決めました。しかし導入した数字を見ても最初は栽培にどう関わってくるのかがわからず、相談する仲間が必要だと感じました。すぐに近くのキュウリ農家である小山さんと意見交換を始め、今の「節なり会」にあたるスタディグループを結成していきました。

【導入した感想は?】
 最初のころはただ目の前の数字を眺めていたような感じでした。圃場巡回をしても細かい話はできていなかったと思います。プロファインダーの数字の意味が分かってきてからは、ハウスに入って樹の様子が想像と違うと「昨日の管理に問題があったのかな」と過去のデータを振り返って確認するようになりました。自分で考えてもわからないことは仲間に相談するのですが、数値が共通言語として使えるので非常に助かっています。何より話が具体性を持つので、「平均夜温を1℃下げたいんだけどどう思う?」など、細かい数字の部分で相談できるのがいいですね。今では県外からも環境制御に熱心な農家さんが参加してくれています。県や産地に縛られずに意見交換をすると他県の栽培方法なども勉強でき、圃場巡回では今までの常識が覆るような新しい発見が毎回あります。普及員の方にも参加してもらいデータの解析を依頼しています。今はLINEでみんなに即時共有できているのもポイントです。メンバーは10人を超え、こういった「オープンな会の形」は今後も続けていきたいですね。現地研修もすごくオープンで、みんながそれぞれ「自分だったらこうする」という意見を出し合っています。様々な環境や状態を自分だったら、と考えることで、一人で栽培するより何倍も速く知識をつけられている実感があります。それもあってか私の収量は就農時の22t/10aからここ4年間毎年約10%ずつ増えています。 

【今後の抱負は?】
 現在はメンバーの出荷量と生育調査を共有しながら自分たちの現状を数値化しているところです。そこで良い結果を出した人がいれば、その人の管理、品種、仕立て方などを含めて真似をして、より増収となる攻めの栽培管理へのアプローチをしていきたいと考えています。私は今作から従来の摘芯栽培からつる下ろし栽培に変更しました。今後パートさんを雇用し経営していくことも考えるとつる下ろし栽培への転向は必須なのかなと思います。今回の長期促成作でどこまで収量を伸ばせるのか期待しているところです。また会としても、環境制御にやる気のある、いわば「変態」にもっと集まってもらいたいです。そして全員が10aで1,000万円売り上げるような環境制御のエリート集団になり、各産地を引っ張っていける存在になっていきたいと考えています。

【誠和担当者からの一言】
 小金井営業所の川原です。今回は節なり会の圃場巡回に参加させていただいたあと、代表として永田さんにインタビューさせていただきました。長時間のインタビューを受けていただいた永田さんをはじめ、電話インタビューに答えてくださったメンバーの皆様、ありがとうございました。節なり会で集積したデータは群馬県の職員や農協関係者を対象とした勉強会の資料として使われるなど、農家さんと普及員さんの間でもとても良い相乗効果をもたらしているように感じます。生育調査はプロファインダークラウド上でも記録・共有ができるようになっています。皆さんも生育調査のデータ共有に取り組んでみるのもいいかもしれません。

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2019年3月
「果樹も果菜類も基本は変わらない。既存のマニュアルに疑問を持って革命を起こす!」寒河江プロファインダークラブ(リーダー:犬飼広志様)(山形県寒河江市 サクランボ生産者)

 
地区 山形県寒河江市
作物 サクランボ(品種:佐藤錦、紅秀峰、紅さやか)
台木
作型 加温栽培
施設面積 20a
定植 1月初旬(加温開始)~5月中旬(母の日:収穫終了)
定植本数 20本/10a
プロファインダー導入日 2017年1月

【導入したきっかけは?】
 元をたどれば、現代農業で愛知県の岡本さんが、かん水を2倍に増やしてもミニトマトが裂果しないという記事を見たことです。サクランボも裂果すると商品価値がなくなります。なので、あの記事の「チョー簡単ですよ!」という言葉がぐさっと心に刺さっていました。 ある日、うちに来ている販売店の方が誠和の勉強会に参加してきたと言っていました。ちょうど斉藤さんの本を購入した頃で、俺にも詳しく教えてくれって思いました。後日、その方が誠和の営業を連れてきてくれ、サクランボでもいけるんじゃないのか?と思い導入しました(*^_^*)。

【導入した感想は?】
 プロファインダーで測ってみるとすぐに驚かされました。ハウス内のCO2は300ppmしかなかったのです。落葉するサクランボは、昨年の貯蔵養分で開花します。測定を開始した開花前には葉はありません。結果から言うと下草の雑草達が光合成してハウス内のCO2を下げていたのです。もちろんすぐに下草刈りをしました。今まではこの状況で育てていたのかと思うと驚愕です。その後すぐにCO2発生機を導入しました。実は現代農業のCO2発生機を自作する記事を読んでいて、中古の暖房機や給湯器を入手していたので本当に全てタイミングがよかったです。  導入して1年目から見えてきたことがありました。前述のようにサクランボにとって裂果は大きな問題です。年によっては約半数が裂果によって出荷できないこともあります。既存のマニュアルでは、対策として「黄果期にはかん水をやめる」という手法があり、私も疑いなく実施していました。とはいえ割れる時は割れてしまうし、場合によってはサクランボがしぼんでしまうこともあります。もしかしたらこれは蒸散と吸水が関係しているかもしれないと考えました。土耕の場合、地下部はいわゆるブラックボックスです。私のハウスは団粒構造を意識した土壌にしている自負があるので、勇気を持ってかん水もやり続けました。もちろん湿度管理はプロファインダーを見ながら換気方法を変えています。結果として裂果は激減してほぼ発生しませんでした。加えて糖度が高く大玉になり大半が最高品質である化粧箱での出荷となりました。単価が高いサクランボで一番儲かる方法は、もしかしたら「いかにしてクズを減らすのか?」なのかもしれません。裂果して廃棄していたサクランボは宝の山だったのだと気が付きました。

【今後の抱負は?】
 もちろん失敗もたくさんしています。サクランボは年1作なので、この失敗を限りなく減らそうと思います。賛同してくれる仲間は4人に増えました。一人で考えても時間がかかってしまうので頼れる仲間たちです。まずは、消費者(バイヤー)の要望に答えられる品質と量を収穫し続けられるよう努力し続けていきます。 近隣には環境制御で躍進しているバラ生産者がいます。彼のハウスや管理をみるとまだまだ加温サクランボには伸びしろがあるように感じます。また、果菜類の生産者との情報交換も大切にしています。特にミニトマトとサクランボは悩む点が近いと思います。別の作物ですが、もしかしたら加温サクランボの救世主かもしれません。仲間たちと一緒に加温サクランボを盛り上げていけたらと思います。

【誠和担当者からの一言】
 仙台営業所の中野です。犬飼さんお忙しい中インタビューを受けて頂きありがとうございました。導入当初に犬飼さんが「加温サクランボは30年しか歴史がない。もっと満足できるような革命を起こさなければ。衰退してしまう。」と言っていたのが印象的です。果樹、年1作と既存の環境制御とのイメージが異なる中で、犬飼さんはある意味異端児かもしれませんが、その革命の応援を微力ながら協力させていただければと思います。これからもよろしくお願いいたします。

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2019年2月
「環境制御に取り組んで今までの常識が変わり成果になった!」今井 慶一郎様(宮崎県西都市 中型カラーピーマン生産者)

 
地区 宮崎県西都市
作物 中型カラーピーマン
台木 みやざき台木5号
作型 土耕栽培
施設面積 30a
定植 8月30日~7月初旬
定植本数 0.86本/m2
プロファインダー導入日 2016年10月

【導入したきっかけは?】
 同じ西都市内のピーマン生産者グループが環境制御に取り組み成果をあげているという話を聞いていました。そんなとき、誠和の環境制御勉強会があると聞いて仲間と一緒に参加しました。ちょうどその時期が新しく中型カラーピーマンの栽培を始めるタイミングと同じでした。本格的な栽培に初めて挑戦するうえでハウス内の環境を数値化する事の必要性を感じていましたので、プロファインダーを導入してハウス内の環境を知ろうと思いました。

【導入した感想は?】
 ハウス内のモニタリングを行ってみると、勉強会で言っていた通りハウス内のCO2はかなり不足していましたね。最初は、畝や通路に有機質肥料を蒔いてCO2の濃度が上がるのかどうか見てみました。確かに濃度は上がったのですが、思ったほどは上がらずまだまだCO2は不足していました。その後CO2発生機を導入し、畝にダクトを通してCO2を局所施用しています。効果は上々です。  湿度の考え方も変わりましたね。まずは斉藤さんが「こんなことやっているのは宮崎県と鹿児島県だけですよ!」といつも言われる、結露水の排水のやり方を変更しました。私のハウスもツユトールの排水ホースがハウス内に引き込まれていて、せっかく集めた結露水をまたハウス内に戻す取り付け方になっていました。これでは湿度は抜けませんよね。もちろん今は排水ホースをハウス外の谷樋に出しています。また、カーテンの閉め方も以前とは変わりました。今は閉めるときも2cm~3cm程度開け湿気の抜け道をつくりようにしています。湿度の上昇を抑えたことで夜間も適正な飽差で管理出来るようになりました。結果、黒枯病、斑点病が発生しづらい環境を実現できました。現在、プロファインダーで測定したデータは勿論、施肥量・潅水量・収量などをすべて記録に残して、相関関係などを分析しています。その日の天候やハウス内環境をみて何が足りていないのか、植物を見て何を補わなければいけないのか、そこを意識して日々栽培に取り組んでいます。段々と結果もついてきたので、まわりの見る目も変わってきました。

【今後の抱負は?】
 私たち西都市の中型カラーピーマンはほぼ単価が決まっています。今、試行錯誤している技術を確立して収量を常に10t/10a以上あげられるようになれればいいですね(本当はもっと目標は高かそうでしたが)。今後は面積を拡大、雇用も増やしていけたらいいなと思います。昨年9月には地域で勉強会「黒生野アグリ研究会」を発足しました。仲間の成功事例や失敗事例を共有して最終的には共に地域のレベルを上げられるように頑張っていきたいと思います。

【誠和担当者からの一言】
 久留米営業所の池上です。今井さんお忙しい中インタビューを受けて頂きありがとうございました。カラーピーマンでは西都市が全国でも生産量トップの産地ですが、その中でも今井さんはトップクラスの収量をあげているとお聞きしています。今井さんは元々サラリーマンをやっていたとの事で、就農当初は今まで言われていた管理や栽培環境にいろいろ疑問に思う所もあったようですが、「それを一つ一つクリアしながら栽培を続けています」と言われたのが印象的でした。微力ながら私たちも応援させていただきます。これからもよろしくお願い致します。

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2019年1月
「夜温4℃が今では非常識!イチゴも暖房機導入で収量アップ!!」萱野将啓様(香川県木田郡三木町 イチゴ生産者)

 
地区 香川県木田郡三木町
作物 イチゴ(さぬきひめ)
台木
作型 高設栽培
施設面積 全30a(本圃25a, 育苗5a)
定植 9月10日~6月10日
定植本数 6.8~6.0本/m2
プロファインダー導入日 2017年11月

【導入したきっかけは?】
私は師匠の下で2年間の研修の後、2016年に就農しました。品種は香川県で主流となっているさぬきひめを栽培していますが、地域での平均収量は4.0~4.5t/10aです。非常にありがたいことに1年目から7.4t/10aと収量は満足する成果となりましたが、品質がイマイチだったり、途中樹が疲れてしまったりと悩みもありました。そんな中、2017年の10月に誠和の勉強会で斉藤さんの講演を聞きました。これまでに聞いたこともないような話で寝耳に水でしたが、その根拠のある話に感銘を受けプロファインダーの導入を決断しました。

【導入した感想は?】
1年目は暖房機がない環境で栽培をしていました。この地域では一般的な栽培方法です。2年目に斉藤さんの勉強会に参加し、植物の光合成や転流を最大化する環境に少しでも近づけたいという思いで中古の暖房機を導入しました。 最初にやったことは早朝と曇天日の日中の暖房です。ちょうど厳寒期に突入した頃でしたが、前年にないくらいの樹の強さと収穫の回転の速さに目に見えた違いが出てきました。葉水も少なくなり今までビショビショになって不快だった作業もだいぶ改善できました。さらに1年目に品質が低下していたことの一つに授粉不良による奇形果の多さもありました。暖房機を導入しハチの活動も活発化して授粉不良の不安が少なくなりました。これはいい意味で期待外れの副産物でしたね。 プロファインダーも合わせて導入しましたが、暖房をはじめとする取り組みの結果が全て自動で記録されてくことが自分にとっては合っていると思います。まだまだ就農間もなく、技術不足の自分にとってはデータによる反省がすべて知識と経験になっています。たまに来てくれる他の生産者や誠和の営業の方とデータを見ながら話をするのもとても刺激になりますし、なにより農業が楽しいですね!一言ではまとめきれないですが、暖房機はあくまで備えあれば憂いなしです。やってみると分かりますが重油代は売上増から比べればなんてことはないです!!ぜひみなさんもやってみてもらいたいですね。これからも勉強会には積極的に参加して知識を身につけてどんどん実践していきたいです。

【今後の抱負は?】
プロファインダーを導入して前作を上回る8.5t/10aを記録し、収量はもちろんですが、売上は2倍以上になりました。最終的に収量は10t/10aを目指していきたいと思っています。まずは厳寒期を中心とした品質、収量の向上で売上を伸ばしたいです。栽培管理については、まだまだ改善の余地があると思っています。そうすることで必然的に10t/10aにも近づいていけるのかなとも考えています。ゆくゆくは栽培面積も50aまで拡大し、研修生の受け入れ等、師匠のような生産者になることが夢であり目標です。もちろん規模拡大の際にはLSスクリーンやNext80といった装置の導入にも投資できるよう努力を続けていきます(笑)。

【誠和担当者からの一言】
高知営業所の松下です。萱野さん、非常にご多忙の中でインタビューを受けていただきありがとうございました。萱野さんは現在就農3年目ですが、その収量は地域でもトップを独走しています。正直言うと初めてお会いしたときは、ここまで貪欲に収量・品質向上を目指して行動を起こす方だとは思っていませんでした。しかしながらここまで1年ほど訪問させていただき、誠和の勉強会はもちろん、師匠の門下生同士で情報交換するなど色々な情報を集めている気持ちの熱さをしっかりと感じることができています。今回のインタビューでも食味が向上し、某有名洋菓子店から直接オファーをいただいた話等、改めて今後が楽しみになるお話を聞くことができました。誠和としてこれからも勉強会や定期的な訪問を通じて、少しでも萱野さんの増収増益に貢献できれば幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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2018年12月
「環境制御でお客様にも家族にも魅力ある経営を目指したい!」石黒吉浩・まき様(岡山県瀬戸内市 トマト生産者)

 
地区 岡山県瀬戸内市
作物 ミニトマト(品種:CF千果)が中心、 中玉トマト(品種:フルティカ)、 大玉トマト(品種:桃太郎ホープ)
台木 グリーンフォース
作型 隔離土耕、養液栽培
施設面積 46.5a
定植 8月20日~7月上旬
定植本数 2.4本/m2 ※1本仕立てでスタート、年明けに側枝を伸長させて3.2本/m2
プロファインダー導入日 2014年8月

【導入したきっかけは?】
いろいろなメーカーさんから測定器が発売されるようになり気になっていました。最初は自分で温度・湿度を測定して記録していましたが、そのデータが栽培のなにと結びつくのかが分かっていませんでした。うまく活用できずいつのまにか測定もやめていました。そんなときに東京で開催された展示会GPECに参加しました。誠和のブースに寄ってみるとプロファインダーの販売だけでなく購入者を対象に勉強会やセミナーが開催されていることを知り、これなら勉強しながら取り組めると思い導入を決めました。

【導入した感想は?】
プロファインダーのデータを見て、というわけではないのですが、勉強会で話を聞いてみて、今までハウスに導入していた機器の使い方が間違っていることに気づくことができ良かったです。CO2は今では日中施用が当たり前かもしれませんが、以前は当然のように日の出前や早朝に使っていました。プロファインダー導入前はハウスが複数ある中で、施用するハウスと施用しないハウスで比較したりもしてみましたが、効果の違いが全く分からず施用をやめていた時期もありました。ところが勉強会で光がある日中に使うものだと聞き、その通りにやってみると7日から10日で作物の様子が違うことを感じられました。秀品率もかなり良くなりました。去年は暖房を惜しみなく使うことに挑戦してみました。毎年困っていた灰色かび病や疫病がほとんど出なくなり、困るということはありませんでした。最近はかん水量を気にしています。ミニトマトでは暖かくなるにつれて、ヘタの辺りが黄色くなるものや、着色が悪いものがありましたが、水が不足していたことが原因だったのか、かん水量を変えてからはかなり減らすことができています。やっぱり光合成に必要なのはCO2と水ですね。収量は、2016年に8.5t/10a、2017年に11t/10aの成果になっています。

【今後の抱負は?】
私たちの農園のブランドとしては、「普通のスーパー等で売っているトマトよりもちょっと高糖度でおいしく、そして比較的低価格で毎日食べられる良いトマト」を目指しています。ブランドを大事にすることはもちろん、環境制御を通して味と品質を両立して安定させられるようになれればと考えています。まだ早いかもしれませんが、子供にとっても魅力的だと思う仕事にしたいとも思います。

【誠和担当者からの一言】
大阪営業所の小原です。石黒さんご夫妻、お忙しいところインタビューを受けて頂きありがとうございました。石黒さんはセミナーにも毎回夫婦で参加して頂いており、非常に熱心に取り組まれています。本当に息が合っているご夫婦で、奥様がこんな風にしたいと思ったら旦那様が実現するためにどうするか、実際の状況を調整するという具合に、役割分担され協力して成り立っているように見える魅力的な生産者様です。良いと思った情報は取り入れて試してみる、という姿勢もインタビューを通して強く感じました。今後も、石黒さんの目標に少しでもお役に立てるようにご協力しますので、よろしくお願いします。

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2018年11月
「今までの栽培は植物に必要な水もCO2も肥料も足りなかった!!」伊藤 圭様(愛知県田原市 オオバ(シソ)生産者)

 
地区 愛知県田原市
作物 オオバ(シソ)(品種:愛経1号)
台木
作型 土耕・周年栽培
施設面積 50a
定植 別々の温室を順番に月1回ペースで定植
定植本数 8株/m2
プロファインダー導入日 2017年10月

【導入したきっかけは?】
実は最初に入れた環境モニタリング装置は他社のものでした。それよりもプロファインダーの方がわかりやすいと仲間にすすめられ導入しました。目的はCO2発生機を使うとどのようにCO2が推移しているかを知るためでした。しかし、プロファインダーの画面を確認してもその数値をどう生かせば良いのかがわかりませんでした。そこで誠和の勉強会に参加して斉藤さんの話を聞いてみると、自分たちがやっていることは真逆だと気づきました。仲間たちと話し合いあそこまで言い切るなら、とにかく一回言うことに当てはめてやってみよう!ということで本格的に環境制御を始めました。正直、自分を含め仲間たちのなかには今よりも出荷量を増やしたい、変わりたいという思いもありました。

【導入した感想は?】
以前のオオバは細い木で乾燥気味に作って無理矢理収穫していたイメージです。今は真逆の状態になっています。収量は環境制御に取り組む前に比べ約1.5倍になりました。私だけでなく仲間も皆同じように増収できました。以前は意図的に乾燥気味に作っていたというのもありますが、かん水量は約3倍にはなっていると思います。斉藤さんがいつも言う、光合成の原料である水もCO2も足りなかったのだと実感しました。プロファインダーがあるからこそ自分のハウスのデータを振り返り、勉強会で学んだことを実践できていると感じています。プロファインダー導入前から週に一回は部会の集まりがあり、圃場を巡回したり病気などの気になったことは仲間に聞いたりしていました。現在はそれに加えて同じプロファインダー仲間でSNSを使って実践の結果やプロファインダーの画面を頻繁に共有するようになりました。自分達の感覚では理解できていないことが多かったと感じています。今は勉強会やセミナーで学んだことをまずはやってみるということにしています。お金も節約ではなく投資を優先しています。以前は既存の設備で重油を使わずにギリギリのところで栽培していました。最近は天窓を開けて暖房機を動かすことにも躊躇しなくなりました(笑)。以前では考えられないことです。オオバは収穫や梱包に多くの人手が必要な作物なので従業員も3人増やしました。ヒートポンプを使って過湿を抑えることで病気を減らし、経営的にも成果をあげることができました。

【今後の抱負は?】
環境制御を深めることで、まだ20%は増収できると感じています。環境制御を始めてから2年しか経っていないので、まだまだ聞いたことを実践している最中です。先日、斉藤さんが圃場を見に来てくれたときに、オオバの徒長が抑えられれば1作の収穫期間を長くして植え替え等の休作期間を減らすことができるとアドバイスをもらいました。今まで液肥は肥料が切れたと感じたときにしか使っていませんでしたが、毎回のかん水時に少量の肥料を加えてみると葉の成長が早く、茎長が抑えられています。時間と資本は必要ですが、とにかくやれることはいっぱいあるというのが現状です。将来的にはオオバの仲間たちと安定して収量を増やし出荷の契約件数を増やして行きたいです。

【誠和担当者からの一言】
豊橋営業所の里内です。伊藤さんお忙しい中インタビューを受けていただきありがとうございました。伊藤さんら田原市のオオバ生産者は9名で、その全員が同じ小学校区に住んでいらっしゃいます。小さいころからお互いを知っているので意見や情報の交換はスムーズで自然とスタディークラブ(勉強会)が出来上がっている印象です。養液栽培セミナーにも参加くださるなど、他の作物での事例もオオバで考えて実践されています。設備投資や勉強会の意欲など勢いのある皆さんの力になれるようお手伝いできたらと思います。今後ともよろしくお願い致します。

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2018年10月
「聞いて、やってみて、人に説明出来て初めて自分の物になる!」福田 正男様(埼玉県上里町 キュウリ生産者)

 
地区 埼玉県上里町
作物 キュウリ(ズバリ163)
台木 ゆうゆう一輝 黒タイプ
作型 土耕
施設面積 20a
定植 摘芯栽培(1月10日~6月20日、抑制8月25日~12月10日)
定植本数 0.8株/m2
プロファインダー導入日 2014年10月

【導入したきっかけは?】
使い勝手の良い温度計みたいなものを探していたときに、現代農業でプロファインダーのことを知りました。ちょうどそのころ、近くのトマト農家がプロファインダーを導入したと聞いたので見に行きました。その場にいた誠和の営業スタッフから話を聞いて、これだと思い導入することを決めました。特に私がプロファインダーを使って知りたいと思ったことは、夜のカーテンを閉めるタイミングを知るためです。当時はハウス内気温が10℃以下になったらカーテンを閉めていました。その温度を知るために温湿度計をいろいろ買いましたが、なんとなく感覚でやっていたのが本当の所でした。

【導入した感想は?】
導入する前は、湿度やCO2などほとんど気にしておらず、温度中心に考えていました。実際測ってみると夜の湿度が思ったより高いことがわかりました。今までの温湿度計は畝間の通路に設置して測定していましたが、群落の中で測定した環境は別世界でした。キュウリは通路で育っていないことを痛感しました。その後、誠和の勉強会やセミナーに参加して自分に足りないものがどんどんわかっていきました。まずはCO2発生器、そのあとかん水装置を導入しました。父の代ではCO2は迷信的に効果がないと聞いていました。測定してみると明らかに足りないことがわかり迷わずCO2発生機を導入しました。すると、前半の生育は非常に良かったのですが、後半は樹が疲れてしまいました。そこでセミナーで学んだかん水量を増やしていくと次に井戸のポンプ容量が足りなくなりました。以前から井戸はもう一本増やそうと思っていましたが、なかなか踏み出せませんでした。ただ今回は確実に必要なものだとわかっていたので投資に迷いはありませんでした。環境を測定し始めてからは何が必要なのかが適格にわかるようになりました。すべての行動が巷の迷信は信じずに自信を持って取り組めるようになりました。例えば暖房も必要な時に燃やしているので周りが燃えていなくてもそこを気にしなくなりました。もし今年、今まで通り栽培をしていたらキュウリの不着果が多くなっていたと思います。全面白マルチをして光をより多く取り入れ、CO2も早い時期から使い始めたのでかん水も多く出来たのが勝因かなと思います。収量は今まで10aあたり春18t、秋6~7tだったものが春24t、秋10tと約130%の増収となりました。

【今後の抱負は?】
今所属している組合員、組合自体の出荷量が減っているので、もし全体の収量を1割2割増えてくれば売り先も失わずに済みます。自分がうまくいったように組合員の皆さんが、地域で環境制御をやって収量が増やせるお手伝い出来れば考えています。またプロファインダークラウドを導入したので私の周辺だけでなく友達を増やしていればと思います。

【誠和担当者からの一言】
小金井営業所の澁谷です。お忙しい中、長時間インタビューを受けて頂きありがとうございました。福田さんが私たちのセミナーを本当にうまく活用して下さって成果が出ているのを強く感じました。今回のインタビューの中で「補助金を待たずにCO2発生器を入れてよかった、補助率以上の利益を得られたから」とおっしゃっていたのが、非常に印象的でした。福田さんは私が営業駆け出しのころ、プロファインダーの説明をさせていただいたお客様の中でも非常に印象に残っている方です。これからもっと部会などで仲間を増やせられるように私たちも協力させていただいますので、ぜひこれからもよろしくお願い致します。

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2018年9月
「環境制御の取り組みは同じ戦略で産地を盛り上げる第一歩!」神田 勇雄様(福島県伊達市 イチゴ生産者)

 
地区 福島県伊達市
作物 イチゴ(とちおとめ・ふくはるか)
台木
作型 高設栽培
施設面積 23a
定植 9月初旬~6月中旬
定植本数 8株/m2
プロファインダー導入日 2015年10月

【導入したきっかけは?】
以前は一般的な温度計の値を手動の換気や暖房管理の基準に使っていました。プロファインダーのことは何度か知る機会がありましたが、そのときは温度計でも環境制御ができるのではないかと思っていました。しかし、温度計では過去の推移を知ることはできず、換気後どのように変化しているのかさえわかりませんでした。また温度計とハウス内の各機器が表示する温度には誤差があり、実際は体感に頼った管理になっていました。そんなとき、地域の栽培指導会で誠和の営業の方からプロファインダーについて詳しく話を聞き、これがあれば正確にハウス内環境を確認でき栽培管理のヒントが見つけられると感じ導入を決めました。

【導入した感想は?】
プロファインダーでハウス内温度を測定してみると、これまで使用していた温度計より9℃も低い値が表示されました。ほんと驚きましたね。1日の温度推移も想像以上に変化があり、すぐに各機器の設定温度の基準をプロファインダーに合せました。最初は温度を中心に管理していましたが、パソコンとにらめっこしているうちに自然と湿度やCO2 の値を気にかけるようになっていました。手動換気はプロファインダーの数値を見つつ数センチ単位で換気幅を調整。CO2発生機も導入しました。過去にも「日の出2時間前に施用して溜め込んで・・・」という指導のもとCO2発生機を使っていましたが成果が見られず、その時から重要視していませんでした。施用時間を日中に変えた今では過去の失敗も納得です。
そんな1作目の取り組みの結果、最終的には業務用と合わせて4.8t/10aとなりました。地域の平均収量がおおよそ4t/10aのなか、まだまだ収量を伸ばすことができると手ごたえを感じました。次の作が始まる前には栽培管理の振り返りとして農業塾いちご編にも参加しました。みっちり2日間の講義では、面白い情報があふれるほどありました。中でも一番の収穫は他産地の生産者と繋がりができたことですね。他の生産者と自分とで比較し合うことで気づくこともありましたし、なにより刺激になりました。2作目では主にかん水量を増やしました。具体的には12月~2月の低温期、今までは多くて3回/日だったのが6回/日と倍に変わりました。目安は積算日射量ですね。やみくもに取り組んでいるわけではないので、自信を持って管理できました。そんな2作目は6.3t/10aと大幅に増収することができました。いつの間にか苦手意識をもっていたパソコンの取り扱いも楽しくなりました。農薬散布回数も減り省力化になった一方、収量が増えパック詰めが忙しくなりましたね(笑)。栽培暦35年の中でここ数年間は大きな変化を実感しています。

【今後の抱負は?】
総収量7t/10aを目指していきます。導入から3年経ちますが、まだまだ学ぶこともありますし失敗もあります。安定して目標収穫を達成できるように日々改善点を探し解決していきます。最近、伊達市のプロファインダー導入者で成果報告会を開催しました。各自の結果や改善点などを共有し合う機会を設けることで地域全体の収量向上に向けて盛り上がりを見せています。早くから環境制御に取り組んできた隣町(福島市)では7t/10aを記録する生産者が現れているとも聞いています。伊達市でできないはずがないと思っていますし、これから伊達市は活気付いてくると思います。イチゴ生産者の一人として産地を守っていけるよう頑張ります。

【誠和担当者からの一言】
仙台営業所の原田です。神田さん、お忙しい中インタビューを受けていただきありがとうございました。神田さんは環境制御に取り組み始めてから年々収量・品質が共に向上しており、伊達市で注目されている生産者です。弊社のセミナーや農業塾に参加されるなどして積極的に情報を集め、栽培管理に落とし込んでいく姿から行動力のある方だと印象を受けております。成果報告会を開催した際には発表者として情報共有にも力を入れており、地域の生産量向上へ向けて活動されています。今後私たち誠和も産地のレベルアップへ協力できるよう、より一層有益な情報を提供していきたいと思います。よろしくお願いします。

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2018年8月
「温度+湿度の管理を変え増収! CO2施用+かん水量アップでさらに増収!!」池田 賴彦様(熊本県宇城市 トマト生産者)

 
地区 熊本県宇城市
作物 高糖度トマト(ソプラノ)、高糖度ミニトマト(アイコ)
台木 サカタのタネ試験品種
作型 養液土耕
施設面積 大玉トマト40a、ミニトマト20a
定植 9月5日~6月30日
定植本数 2.8本/m2
プロファインダー導入日 2013年11月

【導入したきっかけは?】
同じ市内のプロファインダーユーザーからの紹介で、試しにやってみようと言うことで導入しました。父の代の温度管理といえば、暑いから換気を開ける、寒いから換気を閉めるというような感覚での管理でした。温度をきちんと測定して、温度管理をすると作物がどう変わるかを知りたかったからです。

【導入した感想は?】
実際に測定すると、日によって温度管理がバラバラで、自然任せの管理をしていたことに気づきました。まず早朝の温湿度管理には気をつけるようにしました。朝方、除湿しながら徐々に温度を上げていくような管理を行い病気は激減しました。冬期は昼間でも暖房する必要性がわかり実施してみました。暖房経費は増えましたが、売上増と比べると気にならない程度でした。プロファインダー導入当初はCO2施用をしていなかったのですが、このようにデータを見ながら温湿度管理を見直しすることで収量は年々増加していきました。
近所の若手メンバー数人も同じ時期にプロファインダーを導入したことも増収の要因になったと思います。仲間と同じ戦略で同じ管理をしていると思っていても、データを見比べてみると、例えば曇雨天日の温度管理が各々若干違うことなどがわかりました。プロファインダーのデータで何が違うのか、どのやり方が良いのかを比べることもできました。そういった相談をできる仲間がいるのは大きかったですね。
次にCO2施用を開始して、かん水管理を大きく変えました。私たちの地区は海岸が近いため土壌のECが高くなりやすく、高糖度のトマトができやすい地域です。高糖度トマトを作るために、父の代では、かん水量が極端に少ない管理がされてきました。しかし、CO2施用をして光合成量が増えると、かん水量を増やす必要があると感じました。徐々にかん水量を増やした結果、以前の倍以上のかん水量になりました。しかし、環境制御で光合成量が増えれば、糖度を8~9にできることもわかりました。プロファインダーを導入する前の高糖度の収量は5t/10aでしたが、導入後は12t/10aまで増収しました。以前より、糖度8以上の出荷割合は下がりましたが、それ以上に収量が増えているので、収入としては倍以上になりました。

【今後の抱負は?】
現在の出荷は、糖度7~9が半数以上です。売上を考えるとこのバランスが良いと思います。将来的には、このバランスのまま15t/10aを達成し、その後に高糖度の割合を増やしていきたいと思っています。今作は、冬期の温度管理が高すぎて、着果数が少なくなってしまいました。来作はじっくり作るように改善すれば、さらに増収が見込めると思います。

【誠和担当者からの一言】
熊本営業所の上山です。池田さん、今回のインタビューを受けていただき、ありがとうございました。池田さんたちのグループの方々は、皆さんで一緒にプロファインダーを使っていただいており、誠和の勉強会やトマトパークなども皆さんで来ていただき新しい情報を収集していってくれています。他のメンバーの方も、時には父親に反対されながらも管理方法を変えて結果を出されてきたようです。一緒に取り組む仲間がいたからこそ、またデータがあったからこそ、今までの管理方法を変える決断をしやすかったのだろうと感じながらインタビューをさせていただきました。これからもよろしくお願い致します。

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2018年7月
「まずはハウス内環境の把握から。湿度を重視した管理で収量増!」片山 普永様(高知県高知市 キュウリ生産者)

 
地区 高知県高知市
作物 キュウリ(穂木:千秀2号)
台木 ゆうゆう一輝(黒タイプ)
作型 土耕、年1作つる下ろし
施設面積 11.7a
定植 10月3日~6月末(次作以降は9月中旬定植へ変更予定)
定植本数 1.3本/m2 、4本仕立てで主枝は5.2本/m2
プロファインダー導入日 2016年10月

【導入したきっかけは?】
土佐市で行われた誠和の勉強会に参加して斉藤さんの話を聞いたことです。正直、それまでは環境制御の“か”の字も知りませんでした(^◇^)。近くのキュウリ生産者の矢野さん(すでに参加経験あり)からも「面白いから聞きに行ってみろ」と言われていました。勉強会では、これまでにないほどの感銘を受け、かつ収量を向上するためにこれだ、と直感的に感じました。聞いた内容を実践するためには、まずはハウス内がどのような環境になっているのかを把握する必要性を感じ、迷うことなく導入を決めました。

【導入した感想は?】
まずはハウス内環境の変化を知ることに努めました。例えば、天窓を開閉した場合とサイドを開閉した場合に温度と湿度はどのような動きをするのか、3日間ハウスに張り付いて観察してみました。すると、自分のハウスでは天窓を開閉すると湿度が、サイドを開閉すると温度が、比較的大きく変化することがわかりました。まず重要なことは、ハウス内の機器の動作に対して温湿度がどのような動きをするのかを把握することだと思います。それを踏まえた上で、私は湿度を重視した管理を心がけています。具体的には、厳寒期でも日中に相対湿度80%弱、温度28℃となるように管理していますが、現実はなかなか理想通りにはいきません(特に厳寒期の夕方に28℃を目指しても23℃程度)。ですが、日中でも暖房をしながら天窓を開けるなど、より目標に近付ける努力をすることが大切だと思っています。年中この意識で管理していけば、日平均気温は日射量に合わせて上下してくれますし、自分の中では手ごたえを感じています。
環境制御を初めて、初年度は前年比150%(24t/10a→36t/10a)にまで増収することができました。これまで発生していた流れ果が大きく減少し、収量の山谷が少なくなりました。同時に秀品率が高くなりましたね。まだ2作目ですが着実に収量が伸びているので、今後も継続していきたいと思います。

【今後の抱負は?】
短期目標として、まずは収量40t/10aの達成です。今作は5月末までで前作比1.5t/10a増と前作を上回る予想です。1作目では偶然できていたことが2作目では確信につながった部分も多くあります。次作は定植時期を早めて栽培期間を延ばし、5月末(梅雨前)までに36t/10aの達成を一つの目安として取り組んでいきたいと思っています。引き続き誠和の勉強会やセミナーには参加していかなければいけないと思っています。将来的には規模拡大、雇用の面も挑戦していくことで年収1000万円に乗せていきたいと考えています。現在は環境作りのために天窓を手動中心で動かしていますが、統合環境制御装置も導入していきたいですね。

【誠和担当者からの一言】
高知営業所の松下です。片山さん、お忙しいところインタビューを受けていただきありがとうございました。片山さんには、たびたび訪問する際に取り組みに対する意識の高さに驚かされます。衝撃的だったのは、自分の目指す環境作りのために天窓をほぼ手動で動かしているというところです。これまでにも多くの生産者の方とお会いしてきましたが、再々手動で管理して、なおかつ上手な環境づくりをされている方にはなかなかお会いできません。その成果はプロファインダーのデータや収量が明確に示していると思います。前作、今作とも地域でトップクラスの収量を上げられており、さらには40t/10aを目指すという明確な目標も聞いています。高知市春野町にはキュウリ生産者が多数いらっしゃいます。地域を盛り上げるべく、片山さんの目標達成のために勉強会や我々営業担当が少しでも貢献できれば幸いです。引き続きよろしくお願いいたします。

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2018年6月
「環境制御に取り組んで今まで悩みだった病気も裂果も減った!」井上 雅之様(岡山県鏡野町 トマト生産者)

 
地区 岡山県鏡野町
作物 大玉トマト ( 桃太郎プレミアム, 桃太郎はるか, 桃太郎ファイト (自根))
ミニトマト ( アイコ, プレミアムルビー, サンチェリーピュア (自根))
台木
作型 水耕, ヤシガラ培地 年1作の長段取り
施設面積 75a
定植 7月下旬~8月下旬までハウスごとにずらして
定植本数 大玉トマト 1.8本/m2、春から2.3本/ m2
ミニトマト 2.5本/ m2、年明けから4本/ m2
プロファインダー導入日 2015年8月

【導入したきっかけは?】
プロファインダーという商品は随分前から知っていましたが、まだ自分には早いのかなと思い導入していませんでした。しかし、何か新しいことに取り組み、今よりも収量を増やす方法、経営を改善する方法がないかと考えていたとき、ハイポニカの集まりで斉藤さんの話を聞きました。それまでの私は収量を落としてでも高品質のものを高単価で販売するという考えでした。しかし、光合成を高めれば収量の増加と品質を高めることが両立できると言う話に感心してプロファインダーの導入を決めました。

【導入した感想は?】
まず勉強会に参加して実践してみることで、今までの「高品質を目指して収量が落ちるのは当たり前」という考えが覆されました。品質と収量は同時に向上させることができるのだとわかりました。導入してまず取り組んだのは温度管理です。以前は冬、樹の元気がない場合には摘花、摘心することで調整していました。そのため腋芽が発生するまで待たなければならず、冬やその後の春の収量も低下していました。しかしプロファインダーで測定することですぐに温度が低すぎることがわかり対応することで、以前ほどの収量低下がなくなり経営が安定するようになりました。温度管理を変えることは湿度管理も変わりました。今まで悩まされていた葉かび病と灰色かび病はほとんど見なくなりました(^◇^)。ハウスによっては1作でほとんど病気が出なくなったところもあります。病気といえば結露もそうですが、測定するまでは結露は夜に発生しているものだと思い込んでいました。ところが、結露が起きているのは朝方であることがわかり、日の出前から暖房することで防止できミニトマトでは裂果も減りました。今までは年によっては問題となる時期に20~30%の果実が裂果していました。現在は発生しても確実に10%以下になりました(*^_^*)。これには驚きです。

【今後の抱負は?】
品質は非常に気にしており、お客様に選んでもらえるトマトを目指しています。消費者の方には大玉、フルーツトマトそれぞれの価格帯の中で、この価格なら自分のトマトがいい、と選んでもらいたいです。出荷先の取引先には、商品としての棚もちの良さ等でも選んでいただけるような品質を目指したいと考えています。今の収量は大玉20t/10a、フルーツ・ミニトマトは10t/10aですが、大玉30t/10a、フルーツ・ミニトマトで12t/10aが目標です。収量を増加させることは経営面を良くするだけでなく、出荷先のお客様の要望に応えられることにも幅が出てくると考えています。約束した量、品質を安定して供給することで農園の価値を高めていきたいです。

【誠和担当者からの一言】
大阪営業所の小原です。井上さん、お忙しい中インタビューを受けて頂きありがとうございました。井上さんはプロファインダーを導入されてからは、セミナーには毎回参加していただき積極的に質問される、非常に勉強熱心な方です。生育調査も取り組まれており、実施することで作物の状態もわかるけれども、奥様や従業員の方とイメージではなく具体的な数値でコミュニケーションが取りやすくなったとのお話も印象的でした。今、中学生の息子様が農園を継がれるとお聞きし、その時までにはもっと魅力的な農園にしたいとの気持ちを強く感じました。是非、今後とも魅力的な農園づくりを応援させて下さい!

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2018年5月
「経験がなくても知識と道具があればトマト栽培は魅力的になる!」山下 哲平様(岐阜県海津市 トマト生産者)

 
地区 岐阜県海津市
作物 トマト(りんか409 (自根))
台木
作型 ポット耕による年1作長期栽培
施設面積 20a
定植 8月5日~7月上旬終了
定植本数 2.5本/m2
プロファインダー導入日 2016年8月

【導入したきっかけは?】
まったく農業には縁のない通信関係のサラリーマン生活を送っていました。営業時代にお客先訪問などで色々な方と会話をしました。話の中でその頃コンピュータやスマートフォンなどの通信機器と唯一無縁の業種が農業であることに気付きました。農業と通信を繋げたネットワークを構築できればすごいなと感じて転職を決意しました。まったくの農業初心者がどうすれば農家になれるのか?何を作れば良いのか?さえわかりませんでした。そこで岐阜県就農支援センターのプログラムに参加し、1年間の座学と実習をへて新規参入する事ができました。プロファインダーとはその支援センターのハウスに導入されていて出会いました。

【導入した感想は?】
岐阜県就農支援センターでは、農業は測定をする事から始まることの大切さを学びました。ハウス建設や養液栽培、環境制御機器も最初の設備投資でした。就農支援センターの力も借りながら、導入後のアフターやセミナーの充実さで誠和の機種を選定しました(プロファインダーNEXT80)。1作目に関しては機器にもなれてなく自信も無く、朝昼晩とコンピュータの設定をいじりすぎたと思います。とにかく今までの経験値がなかったので戸惑う点や裏目に出る事が多々ありました。トマトに手をかける時間よりコンピュータと「にらめっこ」している時間の方が長かった気がしています。
今回2作目を始めるにあたり、コンピュータに設定した内容に沿って環境管理を行い、設定を変えたくても我慢し自分はトマトにもっともっと手を入れることに専念しました。初期に自分自身がミスをしてしまい目標の収量までには至っていませんが、昨年より現段階で1t/10aは増えています。1作目は最終28t/10aでした。1作目よりは増収ではありますが自分の中では全く納得していません。環境を最適化することで病気も減り「ぎふクリーン農業」で定めている化学農薬使用量より一層減らして栽培ができました。しかし、まだまだトマトが持っている能力を引き出せていないと思っています。経験不足・知識不足ですね。環境も含めトマトの生理が解っていません。もっと誠和のセミナーに参加して勉強しないとダメですね(笑)。

【今後の抱負は?】
海津市は岐阜県内では歴史のあるトマト生産地です。私たちみたいな新規参入者が就農支援センターのカリキュラムを終了後、卒業生として就農していきます。私たち卒業生は産地の名前を汚す事なく着実に1歩1歩前進あるのみです。今後は施設内環境を私が理想とするものにより高い次元で制御できるようになりたいです。もっともっと反収をあげていきたいです。トマトパークでの環境管理を見ながら岐阜県にアレンジできる栽培を行って生きたいです。

【誠和担当者からの一言】
豊橋営業所の井手です。まず山下様インタビューお受けいただき、有難うございました。山下様とは昨年転勤と同時にNEXT80の調整でお伺いしたのが始めての出会いです。とにかく会った瞬間にこの方は普通の農家ではない臭いがしたのを覚えています。様々なセミナーや勉強会、オランダトマト視察ツアーなど、とにかくアグレッシブに参加していただける方だなと気にしていました、それもご夫婦で。なるほど、今回のインタビューで納得納得・・・。
とにかく勉強熱心な方で会話もすごくポジティブ。何といってもサンダーバード基地のような管理室(オヤジ室)は必見!この部屋で同期卒業生や仲間と作戦会議も行うみたいです。今度私も参加させてください。誠和も今後は今まで以上に岐阜県に傾注していきます。力を貸して下さいね。

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2018年4月
「環境制御は葉菜類でも効果があり生育期間が短縮できた!」内田 貴之様(群馬県伊勢崎市 セロリ生産者)

 
地区 群馬県伊勢崎市
作物 セロリ(コーネル619)
台木
作型 土耕
施設面積 75a
定植 1作目:8月~9月, 収穫12月~1月
2作目:2月~3月, 収穫4月~5月
定植本数 4.2本/m2
プロファインダー導入日 2014年5月

【導入したきっかけは?】
私は伊勢崎市青年農業者の会に所属しており、会の仲間から誠和の勉強会に誘われ参加したのがきっかけです。地区には私を含めセロリ農家は2件しかありません。話を聞いてこれから他産地と戦っていくにはデータを活用して安定した収量を確保しないといけないと感じました。誠和の斉藤さんから「プロファインダーは果菜類だけではなく花卉のバラでも導入されている」と聞き、それならばセロリでも実践できるはずだと考え導入を決めました。事前に熊本県八代市のミニトマト生産者に見学に行きプロファインダーのことは知っていたこと、会の仲間も始めるということもあって迷いはなかったです。

【導入した感想は?】
導入後は増収に向け挑戦をして失敗したこともありました。はじめはプロファインダーの設置場所を生長点付近にしました。試しに群落内に設置すると今まで相対湿度80%を維持できていると考えていたのが、実は90%もあったりもしましたね。そこから早朝加温で日の出時に15℃にしたり、日の入前後に谷換気やカーテンの開閉を細かく管理したりしました。また、かん水を増やそうとしたとき増やしすぎてしまい、軟腐病が発生し全滅してしまったことがありました。今でも試行錯誤の連続です。結果、最も単価が高い2L率が年平均50%台から60%台に増え、今年は70%台を達成できそうです。また、以前より平均気温を高く管理したためか収穫日数が年間で2週間早くなりました。管理費削減と休日確保の面で、かなりうれしい成果です。収量は年間平均600ケース(6t)/1作で12t/2作/年だったのが、前作は660ケース/1作になりました。今年度3台目のプロファインダーも導入して、各ハウスの栽培管理に役立てています。

【今後の抱負は?】
年間平均2L率80%、規模拡大、700ケース/1作、年3作を目標にしています。年3作については1作あたりで10日栽培期間を短縮できれば可能だと感じています。そのためにも、養液土耕、点滴チューブ、CO2発生機を導入して、更に密植したいです。

【誠和担当者からの一言】
小金井営業所の山下です。内田さん、お忙しい中インタビューを受けていただきありがとうございました。内田さんは本ユーザー紹介の第一回目の中島さんと同じく、伊勢崎市青年農業者の会に所属されています。他作物が入り混じる会にいらっしゃるためか、セロリはイチゴと同様に葉が内側から展開してくるということで、新時代農業塾いちご編に参加していただきました。イチゴでの生育調査をセロリにあてはめ、葉が1枚展開するのに必要な積算気温も把握しつつあるとのことです。情報は自ら取りに行く、その情報から試し、失敗し、改善する。常に挑戦するこの姿勢こそが、成功する方達の共通点だと思います。
挑戦をしてみたいけど自分の栽培する作物や作型、地域でも環境制御の成果が出るのか?と悩んでいる方も一歩を踏み出せば他の人が見た事のない世界を見ることができるかもしれません。私たち誠和は勇気を持って挑戦する生産者様を応援していきます!ぜひご相談ください。

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2018年3月
「栽培管理の失敗が怖くなくなった!」土生 真人様(宮城県亘理郡山元町 イチゴ生産者)

 
地区 宮城県亘理郡山元町
作物 イチゴ (とちおとめ)
台木
作型 高設栽培
施設面積 50a
定植 9月初旬~6月中旬
定植本数 8,000株/10a(8株/m2)
プロファインダー導入日 2016年4月

【導入したきっかけは?】
私のハウスは東日本大震災の震災復興事業で建てたものです。ハウスは今までのパイプ連棟ハウスから鉄骨ハウスに変わりました。暖房機やCO2発生機もありましたが、正直使い方がわかりませんでした。収量を安定させたいという気持ちから光合成細菌など色々な資材を試しましたが、どれも十分な効果を実感できませんでした。当時は管理も収量も「こんなもんなんだろう」という感じでした。そんなとき、同じ地区の生産者に導入されたプロファインダーと出会い、誠和の営業の方の説明を聞きました。これまでの栽培管理の中で腑に落ちていなかったこと、気にしていなかったことの話があり、環境制御への期待感から導入することに決めました。

【導入した感想は?】
栽培管理の考え方が大きく変わりました。以前は、カーテンの開閉や電照の点灯は周辺の生産者がやり始めたら自分のハウスでもやろう、ハウスに入って暑いと感じたら換気を開けよう、など管理基準があやふやでした。今は光合成を基準に考え、日射や湿度などの変化を意識するようになりました。例えば、かん水は積算日射に応じて回数を増やし、換気も湿度変化に合わせて天窓の開閉幅の調整をしています。日平均気温を意識して管理するようになってからは、特に花房のあがり方が見違えるように良くなりました。栽培管理に反応してくれるイチゴを見るとうれしくなります。導入1年目は失敗もたくさんありました。ただ、これまでとの大きな違いは失敗の要因が何だったのかが見当つくようになり、同時に次回の対策も考えられるようになりました。以前のように天候のせいにはできなくなってしまいました。自分が制御しきれなかっただけです(笑)。
1年目で手応えを感じ、2年目は別のハウス用と外気象用に追加で2台導入しました。外気象用を導入したことで、ハウス内外の環境差を把握できるようになり換気や暖房の管理幅が広がりました。改めて使ってみないとわからないことが沢山あると実感しました。誠和のセミナーにも積極的に参加するようにしています。環境制御の話しは1度聞いただけではイメージができないし、実際に自分のハウスの課題が見えてきてから理解できることもあると思っています。勉強会に参加するたびに必ずひとつは気付きがあり、受講中でも早く自分のハウスで実践したい!!と毎回そわそわします。

【今後の抱負は?】
地域としてはイチゴは5t/10aの収量があれば良いと言われています。前作で6tを達成することができました。将来的には10tと思っています(笑)。まずは8tを目指していきます。2年前は「10tなんて?」と思っていましたが、今では日々の管理の中で実現できる目標だと感触を得ています。父親から経営を引き継ぎ今後も環境制御に取り組むと共に規模の拡大を考えています。現状に満足することなく、より魅力のある経営とは何かを追求していきます。また、地域としても周辺の生産者と情報を共有しお互いを高め合い、地域を引っ張っていけるような存在になれたらと思っています。

【誠和担当者からの一言】
今年度入社した仙台営業所の原田です。土生さん、収穫時期のお忙しい中インタビューを受けていただきありがとうございました。土生さんと初めてお会いしたとき、管理に関する質問やこれまで取り組んできた環境管理の工夫の多さに驚いたことを覚えています。最近、土生さんは同じ目標を持った仲間同士でSNS等を使い情報交換することに力を入れているとお聞きしました。他産地の生産者へ見学に行ったり、新しい情報を自分のハウスで実践する姿からは強い実行力を感じます。その力は土生農園キャップやのぼり旗の制作にも注がれ、職場内の雰囲気改善に一役買っているそうです。誠和としてこれからも土生さんの挑戦的な取り組みに貢献できるよう努めていきます。よろしくお願い致します。

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2018年2月
「環境制御の実践では経費は増えるがそれ以上の収量増が可能!!」高松 幸喜様(熊本県玉名郡長洲町 トマト生産者)

 
地区 熊本県玉名郡長洲町
作物 大玉トマト (麗容)、ミニトマト (CF千果)
台木 グリーンセーブ
作型 養液土耕
施設面積 95a(大玉トマト73a、ミニトマト22a)
定植 大玉トマト:8月26日~7月5日、
ミニトマト:9月11日~7月5日
定植本数 大玉トマト:2.6本/m2、1月10日から側枝を伸長させ2.8本/m2、
ミニトマト:2.4本/m2、1月10日から側枝を伸長させ2.8本/m2
プロファインダー導入日 2011年10月

【導入したきっかけは?】
誠和の環境制御の勉強会に参加したことでした。就農する前に勤めていた種苗会社でキュウリハウス内のCO2濃度を測定していたこともあり、元々CO2施用には興味がありました。インターネットで探したCO2の測定器を購入してハウスに設置していました。しかし、その瞬間の数値はわかっても、プロファインダーのようにグラフで1日の変化はわからなかったので、プロファインダーの方が使いやすい、活用しやすいと思い購入しました。プロファインダーのグラフで、光が増えるとCO2が減りやすいなど、他の環境との関係性にも気が付くことができました。購入時は価格面でかなり悩みましたが、今考えると導入して良かったなと思います。

【導入した感想は?】
ハウス内のCO2は米ぬかを撒いたら十分だと思い込んでいました。プロファインダーで測定したら、それだけでは足りないことにすぐに気付き、燃焼式のCO2発生器を導入しました。CO2を施用するなら温度管理も変えないと収量の増加には結びつかないと思います。誠和の勉強会で知った光合成と転流を意識した温度管理は、従来の温度管理とは逆でした。日中の平均気温や午前と午後の平均気温を見る目的でもプロファインダーを活用しています。CO2施用して満足するのではなく、温度や湿度など統合的に考えないと収量には結びつかないと思います。現在は週1度生育調査を実施して、今は栄養成長と生殖成長のどちらに傾いているのかを調べています。その結果を踏まえて、プロファインダーを利用してどのように管理するのかを決めています。プロファインダーを導入してからこのように少しずつ全体の管理を変えてきました。導入前の10aあたりの大玉トマト収量は20tでしたが、前作では過去最高の35tとなりました。環境制御に取り組んでから暖房経費は170%に増えましたが、売上金額はそれ以上の伸びです。

【今後の抱負は?】
今まで目標にしていた30t/10aを安定して取ることができるようになりました。次は品質にこだわっていきたいと考えています。将来的には今の収量を維持しつつ秀品率を上げたいです。「量をたくさん取ったら、質が落ちる」という昔の考えを覆したいというのが、今のモチベーションです。ミニトマトは今年から始めましたが、将来的に18~20t/10aを目標にしています。

【誠和担当者からの一言】
熊本営業所の上山です。お忙しい中、インタビューを受けていただきありがとうございました。高松さんはプロファインダーを発売当初に導入して積極的に環境制御に取り組まれてきました。インタビュー中にお伺いできた環境制御の話は、湿度の管理で病気が激減したこと、早朝の温度をもっと高くするには通常より高い暖房機の能力が必要など、ここには書ききれない話がたくさんありました。やはり、日々の小さな成果の積み重ねの上にしか大きな成果はあらわれないのだと、私自身が勉強になりました。トマト栽培を始めた当初は栽培仲間と30t/10aを目指そうと冗談半分で話していたそうですが、今ではそれが実現しています。プロファインダーを導入する前は、オランダ式管理の本を読んで、実践してみたこともあるそうですが、樹が弱くなってしまうなど、上手くいかなかったそうです。そんな高松さんだからこそ、きちんと測定して改善することが大切と思っていただけているのではないかと感じながらインタビューをさせていただきました。

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2018年1月
「CO2施用して温度と湿度の変化の流れを把握したら収量向上!!」藤戸 崇様(高知県安芸郡芸西村 ピーマン生産者)

 
地区 高知県安芸郡芸西村
作物 ピーマン (みおぎ)
台木
作型 養液土耕, 4本仕立
施設面積 51a
定植 8月下旬~6月下旬
定植本数 0.6本/㎡
プロファインダー導入日 2012年9月

【導入したきっかけは?】
2008年頃より可搬式灯油炊き温風機でCO2施用をしていました。当初はCO2の簡易センサー(室内用)を利用、後にロガー機器を導入して栽培を行っていました。気温や湿度、CO2もその時々の値については把握していました。2012年に安芸市にて行われた斉藤さんの勉強会に参加してその内容に感銘を受けました。すでに地元にはプロファインダーを導入していた方がいました。継続的なデータ計測とグラフによる変化を観察できるとわかり、環境をもっと詳しく知りたいと思いプロファインダーを導入しました。

【導入した感想は?】
いざハウス内環境を測定してみると、CO2に関しては外気濃度を下回らないよう理想通り施用できていました。一方、温度は自分が想像していたものとはかなり異なっていました。特に朝方の温度はとても急激に変化していて驚いたことを今でも覚えています。
さらに斉藤さんの勉強会では光合成の重要性に関して学ぶことができました。まずは少しでも多くの光が作物に届くよう、少ししか開閉しなかった巻き取りの内張りカーテンをより多く開けるようにしました。また、なるべく日の出時からしっかりと蒸散と光合成ができる環境になるよう心がけました。具体的には日の出前からの暖房によって、日の出時の温度を上げ湿度を下げるようにしました。さらに日の出後も急激な温度変化を避けるように換気を調整しました。確かに温度のみを意識した管理はダメですが、実際にハウス内で積極的に操作できるのは温度です。湿度とのバランスも考えながら温度を緩やかに変化させることを考えています。緩やかにということは、この流れをグラフで見やすいことが非常に重要です。そういう点でもプロファインダーは非常にいいですね。
ピーマンは年間での収量より単価の高い厳寒期(1~3月) の収量が最も重要です。CO2施用をする前は6t/10aが最高レベルでした。プロファインダー導入後には温度や湿度を意識してバランスを整える管理を行い、前作まで2年連続で7.5t/10aを記録しています。地域の平均が5.5t/10aなので、収量は確実に増えている実感があります。初めは一つ一つ試しながら環境を確認して解決(クリア)していく、まさにゲームのような感覚でしたね。

【今後の抱負は?】
県内の他産地では厳寒期の収量が10t/10a近くを記録している方もいるので、それに追い付けるように収量を伸ばしていきたいですね。だいぶ先にはなるとは思いますが(笑)。今シーズンは内張りカーテンを限界まで開けたり、ペンタキープも使ったりして、特に光を有効利用することを考えています。温度と湿度の管理はNext80を導入して非常に理想的な環境になりました。でもまだまだ改善点はあります。今シーズンはこれらの課題を解決することで厳寒期の収量8t/10aを早々に越えたいですね。

【誠和担当者からの一言】
高知営業所の松下です。藤戸さん、お忙しい中インタビューを受けていただきありがとうございました。私が藤戸さんと初めてお会いしたとき、「この人はきっとすごい人なんだろうなぁ」と漠然と思っていました。関わりが徐々に深くなっていき、その考え方や地域での信頼感など本当のすごさを知ることになりました。栽培管理については、ざっくりと考えるところはざっくりと、緻密に考えるところは突き詰めて考えられており、これも成果が出ている理由かと思います。また現在は芸西ピーマン部会の部長も務められており、周囲へ環境測定の重要性についてお話されるなど、地域のレベルアップのための活動も行っています。今後も勉強会や普段のご訪問の際に有益な情報をご提供し、藤戸さんやその周辺生産者の生産向上の一助になれれば幸いです。引き続きよろしくお願いいたします。

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2017年12月
「環境制御に取り組み視界が開け、仲間も増えた!やるべきことはいっぱいある!!」      庄門 孝浩様(和歌山県日高郡印南町 ミニトマト生産者)

 
地区 和歌山県日高郡印南町
作物 ミニトマト (キャロルセブン (自根))
台木
作型 土耕栽培
施設面積 20a
定植 8月中旬~7月末
定植本数 2本/㎡
プロファインダー導入日 2012年12月

【導入したきっかけは?】
私は今から10年前、「夢がある職業=農業」だと信じ脱サラして就農しました。しかし現実は厳しく、台風でのハウス被害や重油の高騰、栽培では病害虫の大発生と、思うように物事は進まず心が折れそうになっていました。そんな不安と焦りの日々の中で何かできることはないかと考えていたとき、地元の種苗会社からプロファイダーを紹介されました。ハウス内環境を計測する機器だと説明され話を聞いた瞬間、何か希望が詰まった箱のように思えたことを今でも鮮明に覚えています。知識が少ない私にとって勘や経験だけに頼るのは難しく、わかりにくかったハウス内環境を知ることで新しい技術の取り組みができるのではないかと考え導入しました。

【導入した感想は?】
ハウスは三角屋根型と丸屋根型があります。当時、各ハウスの生育にバラつきがありました。屋根型ハウスはうどんこ病や裂果、丸屋根ハウスは葉かび病に悩んでいました。プロファインダーを導入して、それぞれのハウスを計測、比較してみると「これだ~!」と、環境の違いに気付きました。理由は天窓と谷の換気方法の違いによるものでした。試行錯誤しながらハウスごとの管理方法を変え、温度と湿度を急激に変化させないようにしました。環境は一定となり、生育のバラつきや病気、裂果が大幅に減少しました。導入前は収穫果房数が23段、秀品率が50%だったものが、現在では収穫果房数30段、秀品率85%と共に30%以上増加しました。成果が出てきたことで、以前は「もったいない、出来ない」が口癖でしたが今では「惜しまない、やってみる」というふうに変わりました。やるべきこと、そしてミニトマト栽培の伸び代はまだまだあると感じています。導入前は外出しても天候変化によるハウス内環境が気になっていました。現在はプロファインダーで環境変化の様子が確認できるので安心して勉強会や研修などの出張にも行けるようになりました。

【今後の抱負は?】
将来的には規模拡大を含め新設ハウスも視野に入れていますが、今あるハウスでもやれること、やりたいことはまだまだあります。現状より更なる収益や技術向上を目指していきたいと思っています。作物が持つ本来の力を十二分に活かせていないのでこれからも勉強ですね。3年前から作物や環境制御にかかわらず、意識の高い生産者で情報共有と技術向上を目指した勉強会グループを作り、今では10名以上に仲間が増えました。月2回の圃場巡回も実施しています。グループ内には若手生産者だけでなく、経験や知識が豊富な先輩方からの教えも頂いています。今後もより多くの仲間が参加できる環境づくりが出来ればと思っています。私個人や誰かが一人勝ちや儲けるのではなく、一人の百歩より百人の一歩を目指しています。これからの農業人生に希望と誇りを持ち、次世代への架け橋になれればと思っています。

【誠和担当者からの一言】
大阪営業所の山口です。庄門さんお忙しい中インタビューを受けて頂きありがとうございました。庄門さんは環境制御を取り入れてから収量、秀品率が共に向上し、部会で優秀な成績を収めています。栽培面で苦労されていることもありますが、新しいことに取組む行動力が着実に成果に繋がっているのだと思います。セミナー参加や現地見学での情報収集、勉強会グループの形成による情報共有なども積極的に取り入れています。常に自分のことだけではなく仲間を気にかけ、部会のことを考えて行動する姿勢には感心させられるばかりです。今後も庄門さんのより良いミニトマト作りへの熱い思いに協力させて頂ければと思います。よろしくお願いします。

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2017年11月
「環境制御は収量向上の近道、環境測定は生産者がひとつになれる魔法の道具」藤井 保宏様(愛知県田原市 キク生産者)

 
地区 愛知県田原市
作物 輪ギク(夏:精の一世、冬:神馬)
台木
作型 周年栽培(年3作)
施設面積 65a
定植 周年栽培
定植本数 45~60本/㎡
プロファインダー導入日 2014年5月

【導入したきっかけは?】
当時、近くのトマト生産者たちが環境制御で盛り上がっていて、たまたま自分もその勉強会に参加させてもらったことがきっかけです。私の今までの栽培はうまい人のキクを目で見て覚え感覚で作っていました。プロファインダーはそれを数値化できるし、グラフに出てくるものには嘘がつけない、これは面白いものがあると思いました。キクの環境制御はほとんど前例が無い中、ちょっとやってみるかという感じで近くの先輩生産者と一緒に導入しました。

【導入した感想は?】
最初の半年ぐらいは自分の手癖を数値化しようと思い、単にハウス内環境を測定して、プロファインダーを導入した仲間と色々と議論しました。上手な人の栽培環境はなるほどというような管理をしていました。飽差や露点の値を確認することで病気を出してしまうタイミングが良くわかりました。温度管理により樹姿が変わることもわかりました。DIF(昼夜温較差)については知っていたのですが、実際にDIFの値の違いで節間伸長が変わり、ゼロDIFに近ければ節間が短くなり頑丈な樹で品質が向上することがわかりました。それと環境制御はCO2施用すれば良いという考えも間違いですね。CO2施用と関連した水と肥料の重要性も再認識しました。これらの数字を仲間と共有することで収量と品質向上につながりました。プロファインダーを導入して一番良かったのは、失敗してもそれを隠さずに仲間同士でこういう管理したらこうなった、じゃあこうすればいいなって、具体的に数字で話ができるようになったことです。今までだったら失敗したことなど恥ずかしくて言えなかったです。数字は絶対に嘘をつきません。他の人から技術を教えてもらったり、自分がうまくいったことを見てもらったりしてお互いに切磋琢磨しています。そういう勉強会を開くことが収量向上につながってきています。今ではそう言ったことを議論できる仲間も増えてきました。この地区で一番良いキクを作っているベテランの先輩生産者は「今が一番おもしろい」って言っています。

【今後の抱負は?】
今の栽培感覚をしっかりと把握し、環境制御を活かして品質を維持しながら現在の年3作から4作を目指したいです。今、温度と節間伸長の関係を調査しています。温度と葉の展開速度の関係をもう少しつかめれば、年4作を実施してみたいと考えています。同時にパートも増やさなければならないと思っています。近所のトマト生産者は高い成果を出しています。作物は違っても環境を測定して数値化することは一緒です。作物は違うけど彼らと積極的に情報共有をしています。同じ作物で負けるのも嫌だけど、同じ農業で他品目に負けたくないというところもあります。物事を数値化すれば数字は嘘をつきません。環境制御は収量向上・品質向上への近道です。環境測定は生産者同士を結び付け、ひとつになれる魔法の道具みたいなものです。

【誠和担当者からの一言】
豊橋営業所の柿並です。藤井さん、お忙しい中インタビューを受けていただきありがとうございました。藤井さんは現代農業等でも、その取り組みを取り上げられている先進的な生産者です。インタビュー中、藤井さんが何度もおっしゃっていたのが、「数字は嘘をつかない」という言葉でした。当初は失敗もしたそうですが、初期にプロファインダーを導入した人は皆、上手くいったそうです。失敗しても恥じることなく、お互いに情報交換をすることが、成功するための近道だそうです。また年4作を実施したいと熱く語るように、常に先を目指す姿勢に私もとても力づけられました。今後ともよろしくお願いいたします。

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2017年10月
「各々のハウス環境を測定すれば、各々の改善方法が見えてくる」福田 茂輝様
(栃木県鹿沼市 トマト生産者)

 

 
地区 栃木県鹿沼市
作物 大玉トマト(マイロック)
ミニトマト(サンチェリーピュア)
フルーツトマト(ソプラノ)
台木
作型 土耕栽培
施設面積 70a
定植 8月下旬~10月上旬 収穫:6月末まで
定植本数 2.3~3.0本/㎡
プロファインダー導入日 2016年1月

【導入したきっかけは?】
ハウス内環境には元々興味があったのですが、実ははじめは他社の測定器を導入していました。ただ、その測定器は15分間隔でしか記録ができず細かな管理ができませんでした。その機器が壊れたのをきっかけに、1分間隔で測定できるプロファインダーの購入を決めました。今思えば、プロファインダーの性能や画面の見やすさ、会員向けの勉強会やセミナーなどでの情報収集を考えると、はじめからプロファインダーを導入しておけばよかったと思っています(^_^;)。

【導入した感想は?】
結果を先に言うと、環境制御に取り組み、大玉トマトは収量が20t/10aから26t/10aに、フルーツトマトは品質が向上して収量が20%増加、全体の売上は700万円/10aから850万円/10aになりました。目的通りプロファインダーでの1分間隔の測定は、天気が急変した時にハウス内がどのように変化し、どう対処するかを判断するのに非常に役に立っています。以前の測定器ではできなかったことなのでとても助かっています。
私は高軒高ハウス(POフィルム)、屋根型ハウス(エフクリーン)、ガラスハウス、アングルハウス(POフィルム)と様々なタイプのハウスでトマトを栽培しています。それぞれのハウスに測定器を導入することで被覆材の特性がわかり、それに応じてハウス内環境を制御しています。例えば日の入り後のハウス内温度低下は、エフクリーン>POフィルム>ガラスの順で早いことがわかりました。日の入前後のカーテンを閉めるタイミングもハウスによって使い分けています。こうすることで日の入ギリギリまで光合成をさせたり、余計な温度低下を防いだりすることができました。また軒の高いハウスと低いハウスの換気力の違いがよくわかりました。夏期、遮光目的にカーテンを閉めたとき、軒の高いハウスだと側窓からの風がカーテンの隙間を通って天窓から換気されているのに対し、軒の低いハウスは側窓とカーテンの距離が近く、風がカーテンにぶつかって天窓から換気されていないことに気付きました。これは実際の温度推移を見ているとよくわかります。このような細かな管理を実施することで、それぞれのハウスでの収量を年々伸ばしています。

【今後の抱負は?】
直近の目標としては、大玉トマトの収量は32t/10aです。将来的に1,000万円/10aの売り上げを確保したいです。1,000万円/10aの売上には年間を通して安定した売上を確保するのが必須なのですが、現在、夏秋栽培の連作障害が問題になっています。将来的にはロックウール栽培も検討しています。そのときは誠和さんにお世話になるかもしれません(笑)。新設ハウスも計画しています。様々なハウスで栽培を経験できたので、各々のハウスの良し悪しは把握できました。自分が目標とする経営も考慮しながら、自分にあったハウスを建てたいと考えています。

【誠和担当者からの一言】
小金井営業所の若菜です。福田さん、お忙しい中インタビューを受けていただきありがとうございました。初めて話しをさせてもらったときに、「補助事業だと自分仕様のハウスが建てられないし、待てなかったから自己資金で高軒高ハウスを建てた」とおっしゃっていたのがとても印象的だったのを覚えています。トマトにとって理想的な環境をつくるためにどうすべきかを最優先に考えられているなと感じました。勉強会やセミナーにも積極的に参加していただき、そのときの服装はいつもオシャレで、次世代のカッコいい農家の見本となっているなと勝手ながら思わせていただいています。今後もお役に立つ情報を提供できるよう努めていきます。これからもよろしくお願い致します。

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2017年9月
「気持ちがないのに行動は生まれない。迷ってつまずくならやってみる。」佐藤 貴之様
(福島県福島市 キュウリ生産者)

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地区 福島県福島市
作物 穂木:極光(抑制栽培)、ゆうみ(促成栽培)
台木 ゆうゆう一輝(黒)
作型 摘芯(1~2節敵芯)、土耕栽培
施設面積 1.2ha
定植 (促成)1月10日~6月30日、(抑制)7月30日~11月30日
(越冬)9月30日~1月30日、(雨よけ)5月30日~8月30日
定植本数 1.2本/㎡
プロファインダー導入日 2015年10月

【導入したきっかけは?】
2年ほど前から地域のJAが環境制御を推進し始めました。合わせて部会で、過去の「プロファインダーユーザーの声」にも出演している群馬県の中島さんの圃場視察に行きました。実際に環境制御に取り組み、成果が出ている様子を見て「やらない理由がない」と思いました。その後開催された誠和の勉強会に参加し、1台導入を決めました。環境制御をやるということに関して、躊躇はありませんでした。キュウリを作っているという点では中島さんとも同じですし、結果につながるだろうなと思いました。

【導入した感想は?】
最初は雲をつかむようでした。というのも今までは「なんとなく」で管理をしていたからです。現在はそれぞれの環境と植物の反応の関係性が見えてきましたし、成果にも結びつきました。付随して管理も大幅に変わりまし意識が変わりました。環境制御と聞くとCO2だと思いがちですが飽差管理も必須ですね。キュウリは湿度が高い方が良いと思っていましたが、今はむしろ低温期の「蒸し込み」はやめました。病気が出ない、かん水も増やせる、CO2の吸収も良くなるなど、良いことづくめです。
環境制御は、周りの収量が少ないときに多く採れることに驚いています。冬の低日射期ほど環境制御の効果が出てくると思っています。実際は周りが収量を落としているだけなのですが、私の所ではむしろ年々上昇しています。この時期は一番儲かるので勝負どころです。地元では、越冬作は取れないとずっと言われていましたが環境は一番制御し易いですね。感覚的には今までの2倍は取れていると思います。越冬作は従業員のための「つなぎ」でしか無かったのですが、今では十分な利益となっています。環境制御に取り組み始めた当初は親に反対されました。ただ、実績にも知見にも自信があったので、乗り越えるために突っ走りました。今となっては、結果も目に見えて出てきたので親も協力的です。

【今後の抱負は?】
まずは30t/10aを目指します。現在は約26t/10aです。環境制御を始める前が約23t/10aでしたので、大幅に増えましたが、まだまだ行ける自信があります。2~3年以内には達成したいです。私のところの設備は大半が手動です。ハウスが11棟あるので、日によっては午前中は各ハウスを走り回って終わることもあります。従業員も多いのでなんとかなっていますが、このままではもったいないので、設備の更新もしていきます。Next80、LSスクリーン、自動天窓・・・欲しいものがたくさんあります。

【誠和担当者からの一言】
仙台営業所の中野です。佐藤さん、お忙しい中ありがとうございました。出会って2年になりますが、今や佐藤さんが出席しないセミナーの方が少ないですね。佐藤さんはモチベーションを保つためといつも言っていますが、その高さと行動力にはいつも驚かされています。「ダメだと決めつけてやらないということがダメだ」が佐藤さんのポリシーだとお聞きしました。様々な事に取り組み、失敗し、そのたびにご家族と揉めたそうです。ただ、現在の取り組みに関しては、ご家族も納得していると伺っています。これからもご家族を含め、地域の生産者を盛り上げる活動のお手伝いをさせていただけたらと思います。今後ともよろしくお願い致します。

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2017年8月
「地上部の環境制御でロックウール栽培の利点を生かす」岩田 智浩様
(宮崎県宮崎市 トマト生産者)

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地区 宮崎県宮崎市
作物 トマト(麗旬(自根))
台木
作型 ロックウール栽培
施設面積 23a
定植 8月上旬
定植本数 2.5本/㎡
プロファインダー導入日 2012年5月

【導入したきっかけは?】
私は地元の農業大学校でトマトのロックウール栽培に出会い、計画的に栽培できることに魅力を感じ、ぜひやってみたいと思いました。情報収集をする中で、誠和が研修生を募集していることを知り、1996年から2年間栃木県で学びました。研修終了後、ロックウールシステムを導入した最先端の施設を建設して順風満帆でした。しかし収量は22t/10aを超えたころから伸びが止まり、新たな情報を求めていました。研修先でもあった栃木県のトマト生産者の方が開催している情報交換会に誘われ参加し、斉藤さんの環境制御の話しを聞きました。驚いたことに、栃木県の生産者はすでにその環境制御を取り入れ予想を超える高収量を達成していました。躊躇することなくすぐにプロファインダーを購入して取り組むことを決めました。

【導入した感想は?】
プロファインダーを導入して、まず、現在のハウス内の環境を知ることに努めました。様々なデータが目の前に現れとても新鮮だったことを今でも覚えています。当時CO2は早朝だけ1000ppmで施用していました。結果は、施用停止後から日の入りまで全く足りていないことがすぐに分かりました。今考えると何でこんなことをやっていたのでしょうかね?また黄化葉巻病の対策に苦労していて、換気は天窓ではなく換気扇のみで行っていました。特に冬期は、換気扇が動くたびに湿度と温度が急激に変化することがわかり使用をやめ、天窓に防虫ネットを設置しました。結果、トマトの生育は今までと大きく変わり、栃木県での情報交換会に参加するためにかかった旅費はすぐに元を取れました。プロファインダー導入後は、トマトの生育バランスを制御する手段が地下部管理だけではなく、地上部管理での手法が加わり管理しやすくなりました。また電話などで離れた生産者とも数字で具体的に話ができるようになったことが大変良かったですね。

【今後の抱負は?】
過去を反省し、ハウス内環境管理を今以上に徹底したいと思っています。ロックウール栽培の利点を最大限に引上げる為に、もう一度、地下部のECやかん水管理を勉強して改善していきます。天候に左右されない、毎年安定した高い収量を得るために、多くの情報を収集して、多くの人と情報交換することで技術向上に努めていきます。プロファインダーを導入して環境制御実施後は収量が28t/10aに達しました。今後は30t/10aを目標に取り組んでいきます。

【誠和担当者からの一言】
久留米営業所の井上です。岩田様、お忙しい中のインタビューありがとうございました。岩田様と誠和は、誠和での研修・ロックウール栽培システムの導入から約20年近くのお付き合いとなります。岩田様は向上心が強く、常に植物と向き合い、栽培技術の習得、情報収集とそれに基づいた高い行動力をもって年々成果を伸ばしています。ぜひこれからは、地域での環境制御のリーダーとして活躍していただきたいと思います。また、同じように環境管理を実践している生産者と、環境制御という共通言語で討論をして、常識にとらわれない新たな世界へチャレンジしてもらえればとも思います。

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2017年7月
「高糖度トマトも環境制御で収量と品質が向上!!」久保 英智様
(高知県高知市 トマト生産者)

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地区 高知県高知市
作物 トマト(桃太郎ファイト(自根))
台木
作型 養液土耕、1本仕立て
施設面積 1.1ha
定植 8月20日~8月31日
定植本数 3本/㎡
プロファインダー導入日 2013年8月

【導入したきっかけは?】
プロファインダーを知ったのは5年ほど前です。発売直後の頃だったと思います。当時はまだ、近所で使っている人もいなければ、誠和も今ほど勉強会をやっていなかったのでとにかく情報がなかったです(笑)。しかし、今までにはないコンセプトの機器に興味を持ち、「やってみないと分からない。とにかく試してみよう!」という気持ちで導入を決定しました。

【導入した感想は?】
環境が数字やグラフで見えるようになり、気づくことが多くなりました。例えば、夜間の温度は設定した数値とは全然違っていました。今までは、そんな簡単なことも理解できていなかったということを知りました。プロファインダーで見つけたヒントをもとに一つずつ変えていったのですが、最初はかなり手探りでした。今となっては、もしパソコンが壊れてプロファインダーの画面が見られなくなったら不安で仕方ないと思います。いつの間にか、かなりの管理をプロファインダーに依存していることに気が付きました。それと誠和が行っている勉強会への参加は重要ですね。以前、糖度を高めるため水を絞っていた時期がありました。糖度は上がったのですが、収量は下がっていました。環境制御の話を聞いて「やっぱり光合成には水が必要だ」ということを再認識し、疑問点がすっきりしました。そこからプロファインダーの画面を見る回数が増えました。管理を改善していくことで、収量は2倍ほど増え12t/10aに達しています。品質も収量の増加に伴って良くなりました。また、2011年と2014年にハウスを新設しましたが、規模拡大への不安はありませんでした。プロファインダーによって目指すべき「自分の栽培」が見え始め、確信に変わったからです。

【今後の抱負は?】
消費者の好みに合った糖度で、安定した収益を上げたいですね。目標として「平均糖度8度で収量15t/10a」というのが、私が考える経営です。また長期的な話ですが将来、農家の共同経営グループを作りたいと思っています。グループを組むことで販売形態の多様化を図ります。これは単に自分の中で描いている計画ですが、このような将来的な話ができるようになったのも、現状が把握でき、栽培と経営のそれぞれの目標が明確になったからだと思います。もっと夢を一緒に語れる仲間が増えたらうれしいです。

【誠和担当者からの一言】
高知営業所の吉田です。長時間のインタビューありがとうございました。久保さんは現在「トマRUN会」というグループに参加し、月1回の圃場巡回を行っています。会には広域のベテランと若手のトマト生産者がいらっしゃいます。活発な意見交換が行われ、みるみる輪を広げていく会の姿がとても魅力的です。その一方で、経営を常に意識されているのを強く感じました。生産者同士の交流の場を持ちながらも、「高糖度トマトはあくまで一つの手段」とし、一企業の経営者という視点で話をされていたように思えます。誠和として、今後とも栽培の面からお手伝いができればと思います。これからもよろしくお願いします!

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2017年6月
「新規就農2年目でも収量は地域トップクラス」原田 真司様
(兵庫県三田市 イチゴ生産者)

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地区 兵庫県三田市
作物 イチゴ(紅ほっぺ、おいCベリー)
台木
作型 高設栽培
施設面積 10a
定植 9月20日頃~6月末
定植本数 7.3本/㎡(20cm千鳥植え)
販売形態 観光農園、直売(所)
プロファインダー導入日 2015年9月

【導入したきっかけは?】
私は2年間、近隣のイチゴ農園で研修を受け就農しました。研修が終了した年の2015年1月頃に新設ハウスを計画していました。当時はハウス内のカーテンやプロファインダーの存在を知らず、導入する予定はありませんでした。情報収集のために現代農業を年間購読していたのですが、十分に目を通せずにいました。何か良い情報がないかと改めてイチゴに関する記事を探したところ、プロファインダーや環境制御の記事に出会いました。感覚だけではなく、ハウス内環境を数値化して把握する管理方法でした。読んでいても分かりやすく、これなら自分でもできそうだと思い導入を決断しました。当初、カーテンはPOフィルムの巻上を予定していたのですが、SHハンディとLSスクリーンも導入しました。

【導入した感想は?】
研修で学んだことは一作の中で必要な作業のことが中心で、植物生理を元に環境を管理して栽培する、ということは学びませんでした。例えば、味が落ちていると感じたら肥料を葉面散布すると教わりましたが、それで本当に改善できているのか?という疑問はありました。プロファインダーで実際にハウス内環境を測定すると、研修で教わった朝の5時から7時までのCO2施用や夜間の暖房設定温度は感覚であり、はっきりした基準や理由がないことにも気付きました。前作は春からうどんこ病の発生や、極端な味の変化に悩まされました。そこで今作は転流を意識して昨年より果実温度を高く保つなどを行い食味が安定しました。LSスクリーンを導入したことで、ボタ落ちによる谷下を中心とする灰色かび病もまったく発生しませんでした。栽培開始当初からプロファインダーを導入していたので導入前後の比較はできません。しかし、周囲のイチゴ生産者と話をしていて「そんなに採れるなんてウソやろ」と言われますし、自分自身でも他の生産者より多く採れている自覚もあります。昨年度は出荷のみで7.4t/10aの収量で1年目としては満足のいく売上でした。今年度は出荷に加え観光農園も始まり、収量・売上が昨年度を上回るのは確実だと思います。

【今後の抱負は?】
現在は10aの面積で栽培していますが、来作から7aの新設ハウスが加わります。単に増反しても反収や品質が低下しては意味がありません。面積が増えてもしっかり管理して自信のある良いイチゴを作り、出荷や観光農園を充実させ、1500万円/10aの売り上げを達成したいと思っています。

【誠和担当者からの一言】
大阪営業所の小原です。原田さん、お忙しい中インタビューを受けて頂きありがとうございました。原田さんは現在就農されて2年目と伺いましたが地域でもトップクラスです。食味に対する評価も高く、1シーズンで3回も観光農園をリピートするお客様がいるのがその証拠です。今までと違うやり方であっても、良いと思うことは迷わずに取り入れ、積極的でありながら柔軟な姿勢が結果へと繋がっていると感じました。まだ改善すべき課題があるということなので来作はどこまで採れるのか、今から楽しみです。今後も目標達成に向けて、応援させて頂きます。

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2017年5月
「環境制御で息子は意欲が高まり親は機会を与え応援する」岡本 哲郎様
(愛知県田原市 ミニトマト生産者 )

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地区 愛知県田原市
作物 ミニトマト(アイコ)
台木 アーノルド
作型 養液栽培(ヤシ殻培地)
施設面積 66a
定植 収穫終了日:定植8月20日 収穫終了:7月20日
定植本数 2.4本/㎡
プロファインダー導入日 2011年8月

【導入したきっかけは?】
2010年に息子が誠和の勉強会でプロファインダーを知り、発売と同時に購入しました。後継者である息子が導入したいと言ったとき、強いやる気を感じました。これからは若い人が新しい技術を積極的に導入していくべきです。それを自ら経験することが大切です。親としてはそのような機会を与え、伸ばしてやることが必要だと考えています。プロファインダーのときもそうでしたが、息子は設備導入の必要性をオランダやスペインなど海外の論文を翻訳して数値で示してくれることもあります。そのため反対する理由が無くなりますね。あとは成果が出るまで投資が必要となるので、親としてはどのように工面するかが課題です。努力している姿があると、たとえ苦しいときでも応援したくなります。

【導入した感想は?】
環境制御はハウスの設備だけでなく、考え方が一番重要だと知りました。使い方が分からず埃がかぶったまま20年間放置していたCO2施用装置が、今では大活躍しています。ここまでこられたのも周りの関係者との意見交換が重要だったと思います。息子はいつでも仲間と意見交換をしていて、自分がやってみた結果もすぐに周りに連絡しています。従業員の知識向上も重要だと考えるようになりました。うちでは息子が従業員にホワイトボードに書きながら勉強会を行っています。私も勉強する側として参加しています。今ではうちの従業員は一般的な生産者よりも環境制御に関する知識が豊富だと思っています。昔は勉強しなくても生活できましたが今は違います。農業であっても死ぬまで勉強であり、勉強するべきです。
環境制御には投資が必要ですが、結果は数値が証明しています。プロファインダーを導入して1~2年後に変化が見え始めました。成果が出たのは3~4年経ってからですね。今と比較すると、私が養液土耕をしていた頃は勘と経験の世界でした。そのときは一生懸命やっていたので満足していますが、現在の取り組みと結果を見ると「自分がやってきた30年間は何だったのか?」と感じるときもあります。結果を徐々に出していくと、認めないとしょうがなくなります。「出る杭はうたれる。出すぎた杭はうたれない。」ということです。

【今後の抱負は?】
後継者に「つらいけど私もやってみたい」と思ってもらえるような後ろ姿を見せられるようにしていきたいですね。環境制御は投資であり事業です。根気が必要です。ですが、後継者本人がやる気をもってやると言うのであれば、私は応援します。私自身がすべてをやっていたら後継者は育ちません。度が過ぎたときは助言することもありますが、息子自身が学び、育っていくのを応援していきたいです。

【誠和担当者からの一言】
豊橋営業所の里内です。お忙しい中インタビューを受けていただきありがとうございました。岡本さんは現代農業でおなじみのアクセル会の岡本直樹さんのお父さんです。岡本さんはプロファインダーを最初に導入いただいた生産者の一人であり、「やってみたい」という直樹さんのやる気に理解を示す懐の深さには驚きました。そして直樹さんの成長を応援したいという熱い気持ちが伝わってきました。哲郎さんの勘や経験をもとに、直樹さんが取り入れる新しい技術に積極的に参加されているからこそ今の成果があります。今後も代々受け継がれていく農業の魅力をその背中で伝えていっていただきたいと思います。これからもよろしくお願い致します。

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2017年4月
「環境制御での湿度コントロールにはLSスクリーンが必須!!」石井 哲也様
(千葉県旭市 ミニトマト生産者 )

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地区 千葉県旭市
作物 ミニトマト(千果99)
台木 フレンドシップ
作型 土耕栽培
施設面積 50a
定植 収穫終了日:8月19日~7月10日まで
定植本数 2.5本/㎡、年内3本/㎡、1月上旬→3.5本/㎡、1月末→4.5本/㎡
プロファインダー導入日 2015年5月

【導入したきっかけは?】
2年ほど前に誠和の環境制御勉強会に参加して話に興味はありました。その後、愛知県で環境制御に取り組む勉強会グループのアクセル会を見学させてもらいました。私の今までの考え方と全く違ったことに驚かされ、カルチャーショックを受けたことを鮮明に覚えています。実際の栽培技術のことや失敗談、苦労した点等も聞きましたが「私もよしやってやる!」と思いプロファインダーを導入しました。同時にLSスクリーンとCO2発生機の必要性も感じて導入しました

【導入した感想は?】
今まで10t/10a程度であった収量が環境制御を始めた初年度で15t/10aまで増えました。私は就農して6年目で、父親から栽培管理を任されて3年目になりますが、この間で収量を大きく伸ばせました。プロファインダー導入当初はデータの変化を見るだけで面白かったのを覚えています。その中でセミナー等を通じて環境制御方法を学んできました。例えば低温期にどのようにすれば除湿できるのか?と考え、暖房、天窓の設定を変えて確認していきました。その時にLSスクリーンは非常に役に立ちました。ポリのようにフィルムからのボタ落ちがなく湿度も下げやすくなりました。結果として病気も激減しました。セミナーで話を聞いたように厳寒期に、LSスクリーンを全閉して天窓をちょっと透かしてみたら湿度は下がり温度は保てました!さすがLSスクリーンです(笑)。今では、プロファインダーのデータをもとにすべての管理を行っています。

【今後の抱負は?】
今作の目標収量は18t/10aですが、数年後には20t/10aを達成させたいです。その一歩として、今作から生育調査をはじめました。樹姿の評価もしやすくなり、仲間と情報共有することによって栽培方針を決める大きな情報の一つになり今の収量に繋がりました。18t/10aという収量達成も見えてきたので、近い将来にロックウールの大規模高軒高ハウスを建てたいです。

【誠和担当者からの一言】
小金井営業所の椙田です。石井さん、お忙しい中ありがとうございました。石井さんとは2年ほど前からお付き合いさせて頂いておりますが、セミナーに参加して頂きながら、実践して改善を繰り返す行動力がすごいなぁと毎回思っています。今では、統合環境制御研究会NEXTという若手のミニトマト生産者で勉強会グループを作り、月1回圃場巡回を行っています。モチベーションが高い仲間たちとプロファインダーと生育調査のデータ持ち寄りながら話をすることで今以上の成果が出ることを楽しみにしています。一緒に産地を盛り上げて行きましょう!!

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2017年3月
「データは見るものではなく皆で活かすもの」橋本 武勝様
(福島県須賀川市 キュウリ生産者 )

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地区 福島県須賀川市
作物 キュウリ(半促成/極光、抑制/ゆうみ)
台木 ゆうゆう一輝(黒)
作型 土耕栽培 摘芯栽培
施設面積 13a(露地20a)
定植 半促成:(定植)2月上旬 (収穫)7月上旬まで
抑制:(定植)8月上旬 (収穫)12月上旬まで
定植本数 1.4株/㎡
プロファインダー導入日 2015年11月

【導入したきっかけは?】
脱サラして就農4年目なのですが、父親の代から毎年それなりに収量は得ていました(25~27t/10a)。ただ、高価な肥料を使ってみたり色々なことを試しても収量に大きな変化は無く、正直頭打ちになっていると感じていました。そんな時に雑誌の記事で「環境制御」という言葉を知り、普及所と種苗会社が行った勉強会で話を聞きました。プロファインダーのこともそのとき知りました。現状を打破する為にはハウス内の環境を知る必要があると感じて購入を決めました。

【導入した感想は?】
早速プロファインダーで測定してみると、CO2が明らかに足りないことがわかり、すぐにCO2発生機を導入しました。湿度もカーテンの開け方次第で変化することがわかり、温度センサープラスをカーテン上に設置してタイミングと開度などを意識しました。半促成の作型では例年5月頃から朝晩2回の収穫となるのですが、3月中旬には朝晩2回の収穫をしないと間に合わないぐらい生育が良くなりました。平成28年度の作では年間で29.5t/10aを達成できました。収量の割合的には抑制が増えました。実は半促成はかん水を増やすと良いと聞き、基準が無い状態でどんどん水をやったら、最初は良かったものの最終的に根腐れを起こしてしまい平年と同じ収量でした(笑)。抑制作では日射に合わせたかん水を行うために、プロファインダー用の日射センサーを設置して行ったら、根腐れも起きずに明らかに収量が増えました。今ではプロファインダーなしでのハウス管理は考えられませんね。昨年から須賀川市で環境制御に取り組んでいるキュウリ生産者グループに参加して、データを皆で共有するようになりました。全員がプロファインダーを導入しているので同じ物差しで話をすることができ、多くの情報を入手できるようになりました。温度や湿度管理は自分一人では分からなかったことも他の人と比べることで気付きがあり、データを活かせるようになったことが大きなメリットだと感じています

【今後の抱負は?】
昨年の反省点のかん水方法を改善すれば半促成でも収量を増やすことができると思っています。今年の目標は32t/10aで、将来的に34t/10aまで達成できる自信があります。それ以上の増収は環境制御をやりやすいハウスの新設やNext80等の導入が必要と考えています。増収以上にプロファインダーを導入して良かったと感じていることは勉強する機会が増えたことです。誠和のセミナーに参加できるようになったり、他の生産者への訪問、普及所や種苗会社、メーカー(誠和)の方などとの情報交換がすごく増えました。良さそうな事はまずは何でも実践してみる。良ければ継続、ダメだったら改善。会社員のときに上司に良く言われた「PDCAサイクル」を回していこうと思っています(笑)。

【誠和担当者からの一言】
仙台営業所の松井です。橋本さん、お忙しい中ありがとうございました。橋本さんにいつも驚かされることは行動力の早さです。誠和のセミナーで光を有効活用する白マルチの事例を聞けばすぐに実施したり、オランダでは骨材の柱も白く塗っていると言えばいつの間にかハウス内の柱が白くなっていたりしています。現在の収量増加は自分の力だけではなく、父親の技術や土づくりがあってこそと話されていた様に、お父さんが培った技術に橋本さんの行動力が備わった現在、どこまでレベルアップしてしまうのかワクワクしました。橋本さんには勉強会グループ全体を更に盛り上げていっていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

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2017年2月
「部会全体で同じモノサシを使ったらコミュニケーションが向上した」JA宮崎中央田野支店 胡瓜部会(45名)
吉野 慶一様、森 憲一郎様 (JA宮崎中央田野営農センター)

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地区 宮崎県宮崎市
作物 キュウリ(品種:輝世紀)
台木 ビックアイ
作型 土耕栽培 つる下し栽培
施設面積 合計14.67ha
定植 9月下旬~10月下旬 収穫終了6月末まで
定植本数 0.8本~1.1本/㎡
プロファインダー導入日 2012年9月

【導入したきっかけは?】
今迄の栽培管理では現状の収量をなかなか打破することができませんでした。そんなとき誠和から環境制御の話を聞き、半信半疑で熊本県まで高速道路で2時間かけて斉藤さんの話を聞きに行きました。実際に聞いてみると目から鱗でした。その後JA宮崎中央田野支店胡瓜部会で環境制御の勉強会を開催し、その際に3名の生産者の方がプロファインダーを導入することになりました。

【導入した感想は?】
田野胡瓜部会では45名の部会員がいますが、現在では30名の生産者の方がプロファインダーを導入しています(導入率67%)。営農指導員という立場からすると、非常に栽培指導がやりやすくなりました。例えば、プロファインダーのデータをもとにCO2濃度を確認したり、平均気温を○○℃にしよう、前夜半は○○℃、後夜半を○○℃と、同じモノサシでより具体的な数字で話ができるようになりました。以前のような、気温が高い・低いなど感覚で話をすることはほとんどなくなり情報も伝えやすくなりました。現在、部会内の若手生産者11名、JA指導員3名、普及センター2名にて「ラプター会」(山ノ上慎吾会長)というグループを立ち上げ月2回勉強会を開催しています。生産者11名は生育調査(茎径、葉長、LAIなど)を行い、我々が生産者のプロファインダーのデータを定期的に収集し、各生産者のハウス内環境と生育の相関などを分析しています。その結果をもとに、栽培の指針を検討→結果を役員支部長会で報告→部会全体へ報告→栽培指針の決定、を繰り返しています。今まで見えなかったことが、少しずつ見えるようになってきています。

【今後の抱負は?】
環境制御に取り組みはじめて確実に収量は増えてきています。現在部会の平均は約21t/10aですが、当面は25t/10aまで増やしたいと思っています。そのためにはまず、厳寒期の12月から2月の収量を増やす事を考えています。それと10,000千円/10aの売上を作れる方が多く出てくることを期待しています。

【誠和担当者からの一言】
久留米営業所の池上です。吉野さん、森さん忙しい中ありがとうございました。JA宮崎中央田野支店胡瓜部会は、宮崎県内においても注目の部会です。営業で回っているといろんな方から、「田野のキュウリはすごいね!いろいろやっているらしいね!」とよく声をかけられます。約4年前からお付き合いをさせていただいておりますが、いつも前向きな考えで、常にアンテナを高くして様々な情報を自分たちのものにしようという気持ちがとても伝わってきます。当社のキュウリ栽培セミナー、季節ごとのセミナー等にも部会の多くの方に参加をいただきありがとうございます。田野胡瓜部会のみなさん、JAの吉野さん、森さん、根井さん、いつもみなさんの熱い気持ちがムチャクチャ伝わっています。これからもよろしくお願いたします。

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2017年1月
「環境制御を通じて息子にトマト栽培の魅力を伝えられた」山下 徹様
(徳島県阿波市 ミニトマト生産者 )

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地区 徳島県阿波市
作物 ミニトマト(品種:アイコ)
台木 スパイク23
作型 養液栽培(培地:ヤシガラ)
施設面積 55a
定植 収穫終了日:定植7/20 収穫終了7月上旬
定植本数 2.4本/㎡
プロファインダー導入日 2013年4月

【導入したきっかけは?】
4年前に宮崎県へ品種検討のために訪問したとき、視察先の多くの生産者が誠和の環境制御の話が面白くとても成果が出ていると聞きました。すぐ斉藤さんに徳島県の養液栽培研究会の総会に来てもらい環境制御の研修会を行いました。その話がまさに目から鱗でプロファインダーの導入を決めました。

【導入した感想は?】
ハウス環境が数値化されて、自分のハウスをどう管理したら良いかを自ら数字で考えられるようになりました。約30年前から養液栽培に取り組み研究会を立ち上げ、講師の先生を呼んで勉強会をしてきました。しかしピンポイントの話が多く、なかなか自分のハウスでは実行できることが少なかったのが事実です。誠和の環境制御の勉強会は温度・湿度・CO2など全体最適を考えた管理で即行動に移せることが多く、やってみると聞いたとおりの成果が出るので今後の道筋が見えました。養液栽培では年間を通して安定した収量を得ることが難しく、地下部管理だけでは毎年春先に発生する葉先枯れやしおれを改善することができませんでした。現在は地上部の環境制御によりかなり改善され収益も高まりました。

【今後の抱負は?】
1年前から息子が就農し今作は栽培管理を主に任せています。プロファインダーを導入する前までは、息子には農業はしんどいよと伝えていたので後を継ぐつもりはなかったと思います。プロファインダー導入後は楽しさが伝わったのか、脱サラしてUターンで戻ってきました。今後は徐々に私はサポートする側にまわり仕事を息子に任せていき、これからの方向性を決めていってもらいたいと思います。

【誠和担当者からの一言】
高知営業所の宮下です。山下さん、インタビューを受けて頂きありがとうございました。1年前にプロファインダーを同時期に導入したメンバーと愛知県豊橋市に年3回も視察に行き、翌作から品種を中玉からアイコに変えられたときは山下さんの行動力に本当驚きました。息子の拓郎さんも山下さんの前向きで楽しそうに仕事に取り組まれている姿を見て、後を継ぐことを決断されたのではないでしょうか。徳島県阿波市では2016年秋からプロファインダー導入者で研究会が発足して情報交換や圃場巡回をしています。山下さんのような経験豊富な方のアドバイスが必要な時もありますので、今後もハウスは拓郎さんに任せつつ研究会への助言をお願い致します。

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2016年12月
「キュウリ栽培30年目以上になってハウスに行くのが楽しくなった!」田村 雄二様
(和歌山県紀の川市 キュウリ生産者 )

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地区 和歌山県紀の川市
作物 キュウリ(品種 抑制:コレクト 促成:ディソール)
台木 抑制・促成ともにGT-2
作型 抑制:摘芯栽培 促成:つる下し栽培 土耕
施設面積 50a
定植 (抑制)6/15~9/10→(促成)10/17~5/31
(抑制)8/1~11/30→(促成)1/15~7/10
定植本数 1.1本/㎡
プロファインダー導入日 2016年1月

【導入したきっかけは?】
娘から現代農業に記載されていた環境制御の記事を見せられたことです。何かヒントになるかと思い誠和に連絡して話を聞き、思い切ってプロファインダーを導入しました。キュウリを栽培して36~37年になりますが、特に促成栽培が栄養成長に傾いてしまい徒長や尻太り果に困っていました。毎年試行錯誤をしていますが自分が思っているような作がつくれず悩んでいました。

【導入した感想は?】
パソコンの操作はからきしダメでしたが、プロファインダーは1画面ですべての環境要素が確認できるので特に問題ありませんでした。パソコンの細かい操作については娘に頼っています。プロファインダーを設置して数日間画面を観察してみると日中のCO2不足がわかり、迷いなくCO2発生機を導入しました。3月初め頃からのCO2施用となりましたが、7~10日間で成長点が強くなり茎も太くなるのを実感しました。パートさんも作物の変化に気付いたほどでした。プロファインダーの画面を確認してCO2発生機の設定を調整することで思っている管理に近づけられることもわかりました。CO2施用を開始してからの秀品率は10~20%増えました。

【今後の抱負は?】
現在は周年栽培をしていて、産直市場への出荷と食材店へ契約出荷をしています。収量は20t/10aくらいですが、今以上に安定的に収量を取って食材店に出荷できる品質のものを増やしたいと思っています。今作はCO2施用を11月から開始できるので、あわせて水はもちろん温度や湿度の管理も気を付けたいと思います。理想の樹姿は1月定植のものです。他の作でもそのように節間が短くなれば収量も増えると思います。キュウリは味があってないような物という人もいますが、うちのは甘く日持ちが良いと言ってもらえるようにして、周年出荷をブランド化していきたいです。昔に比べると気象変化が激しいと感じています。現行維持ではなくいつも何か新しいことをしないといけないと考えています。何しろプロファインダーを導入してからはハウスに行くのが楽しくなりました。

【誠和担当者からの一言】
大阪営業所の池田です。田村さん、お忙しい中インタビューを受けていいただきありがとうございました。プロファインダーを導入される方の多くは、当社の環境制御勉強会で話を聞いてです。田村さんのようにご自身で決断される事例は少ないので今回取材させていただきました。インタビューの冒頭にベテランの田村さんから、ご自身の栽培が下手と言われたのは印象的でした。30年以上栽培をされていて新しいものを取り入れて実行する行動力には感心させられました。CO2発生機を導入するまでは最速でしたね(^◇^)。初期投資はかかったかもしれませんが、考え方と栽培管理を少し変えるだけで成果が出るのを実感されたと思います。これからもおいしいキュウリを消費者様に届けて下さいね。環境制御の取り組みは始まったばかりです。勉強会にも参加してもらい今以上に収量と品質向上に繋げていただけたら幸いです。

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2016年11月
「遠くのバラ生産者より近くのトマト生産者」福井 烈様
(愛知県田原市 バラ生産者 )

インタビュー写真

 

 
地区 愛知県田原市
作物 バラ(品種:サムライ08、シンディ他)
台木 挿し木および接木(ナタール・ブライアー、オドラータ)
作型 周年栽培(ロックウール)
施設面積 60a
定植 4月(株は4~5年使用)
定植本数 5本/㎡
プロファインダー導入日 2014年4月

【導入したきっかけは?】
地域の普及所で開催した誠和の勉強会に参加したのがきっかけです。その内容がとても衝撃的であったことを今でも覚えています。自分が学んできた知識とは異なる点も多々あり疑心暗鬼な気持ちのままでいました。そんなとき知り合いの近くのトマト生産者がプロファインダーをいち早く導入して、ハウス内環境の推移を明確に把握されていることを目の当たりにしました。何よりも論理的に栽培に取り組み結果が伴っているため、発言が自信に漲っているのが印象的でした。導入後にわからないことは彼に聞けば解決も早いのではないかと考え導入を決めました。

【導入した感想は?】
バラ栽培で光合成に必要な因子の、温度/湿度/光/CO2の変化が一目で把握することができ、いま足りないモノは何かを瞬時に知ることが可能になりました。プロファインダーと共にCO2発生機も設置しましたが、いま考えるとプロファインダーが無ければ効果的なCO2施用は不可能であったと思います。以前はハウス暖房機の設定は20℃に固定していましたが、導入後は日射量に応じて色々と変更しました。結果、今までは収量が少なかった11月から2月の採花本数と品質が顕著に向上しました。プロファインダー導入前は光合成の重要性は何も考えていませんでした。いま考えるとかなりもったいないことをしてきたと反省できたのも収穫です。
日射センサーも発売と同時に購入して活用しています。日本の夏はバラ栽培にとっては過酷であり何もできないと考えていました。光をエネルギーとして踏まえて日射量に応じたかん水と肥培管理をすることでバラは如実に反応しています。改めて植物栽培は奥深くまた興味深いと感じ、いまではバラ栽培が面白くなりました。

【今後の抱負は?】
春先は日射量が多くなりますが花は小さくなる傾向です。日平均気温が高くなりすぎているためだと思うので、その対策を検討しています。また10年前に苦戦した品種があるのですが、もう一度栽培に挑戦しようと考えています。統合環境制御の技術を導入した結果、秀品率と採花本数が向上しました。これにはお互いに頻繁にハウスを行き来して情報交換をしているトマトやキク生産者の仲間の存在が大きかったです。作物が理想とする環境は品目が違っても基本は同じですよね。「異業種交流」みたいなものです。これからも互いに高い意識をもって夢が描ける栽培に取り組んでいきたいと考えています。

【誠和担当者からの一言】
豊橋営業所の前田です。福井さん、お忙しい中インタビューを受けていただきありがとうございました。今回の取材を通して、3年前に初めて勉強会でお会いしてからを振り返ると、栽培に対する考え方が変わったことに加え、自信を持った言葉からも良い成果が出ていることが容易に想像できました。実は誠和スタッフもプロファインダーを発売してから施設園芸や栽培に対する意識や考え方、さらには営業活動も変わり成長しています(^◇^)。また品目の垣根を越えて近隣のお仲間の方々と情報交換をすることで、問題点の抽出と改善を実施していることを知ることができました。
皆さんもプロファインダーを導入されている方とグループを創られてはいかがでしょうか?誠和で企画しているセミナーや交流会への参加は知識習得だけではなく「出会いの場」ともなりますのでお勧めです。

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2016年10月
「情報収集したらまず実践、そして考える、分からないことは相談!!」田島 祥之様
(埼玉県加須市 キュウリ生産者 )

インタビュー写真

 

 
 
地区 埼玉県加須市
作物 キュウリ(品種:603a(越冬)、カレラ(無加温))
台木 ゆうゆう一輝黒タイプ
作型 つる下ろし(土耕栽培)
施設面積 46a
定植 越冬2/15~6/30、無加温9/15~1/30
定植本数 1本/㎡
プロファインダー導入日 2013年1月

【導入したきっかけは?】
CO2発生機を使い始めたら思っていた以上に収量が増え環境制御に興味を持ち始めたからです。ペンタキープの営業で来ていた誠和社員から今前とは異なるCO2の日中施与について聞き実際にやってみました。その年の収量が驚くほど増えたのを今でも覚えています。それから、もっと収量を増やしたいと思いプロファインダーを導入しました。まずは自分のハウス環境の数値化をすることが必要だと考えました。

【導入した感想は?】
結果としては、収量は21t/10aから27t/10aまで増えています。秀品率も85%~90%まで引き上げることができました。現在は収量・品質ともに安定して確保できていますし、これからもできる自信があります。病気もほぼなく農薬散布の回数が激減しましたね。
環境制御を始めた当初はCO2の管理ばかり意識して他の環境の値は見ているだけでした。何度も勉強会に参加することで理論を理解して、光合成に関わる多くの要素を管理できるようになりました。ただ勉強会の内容を1回で100%理解するのは無理です。まずは勉強会で学んだことを持ち帰って栽培し、浮かんだいくつもの疑問は誠和に訊いたり繰り返し勉強会に参加したりして解消するようにしています。毎作、確実にステップアップできています。プロファインダー導入前と比べれば、明らかに売上金額が増えましたね(*^_^*)。

【今後の抱負は?】
現在は収量27t/10a前後、秀品率85%~90%を安定してクリアできています。まずは、この秀品率を出来る限り保ちながら、30t/10aは達成させたいですね。品種も自分の栽培方法にあったものを早く見つけたいです。無加温のカレラはイメージに合った品種です。越冬の品種はこれからも試作しながら決めていきます。将来的には売上総計1億円以上にしたいので1ha以上のハウスが必要だと考えています。そのためには法人化や労働力の増強が必要でしょうし、作業効率を上げることも重要です。収量の目標をクリアしながら作業面も改善して規模拡大を狙っていきます。

【誠和担当者からの一言】
小金井営業所の名井です。田島さん、お忙しい中インタビューを受けていただきありがとうございました。田島さんは、収量と秀品率のどちらも高い水準で保つ方針を掲げています。その栽培を実現させるために、環境制御、品種、資材など多くの情報を収集しています。積極的な情報収集とそれにもとづいた高い行動力こそが毎年成績を伸ばしている理由のひとつだと思います。情報収集では、関東地域以外の情報も求められています。誠和社員として、他地域の社員と連携をとりながら全国の情報をもっとお渡ししていく所存です。また、地域の生産者が減少している実情をみて、新規就農者への手助けも積極的にされています。魅力があり、参入しやすい地域農業社会を作り出し、地域を盛り上げることもとても重要なことです。今後も、田島さんが目標を達成できるようにお手伝いしていけたらと思います。今後ともよろしくお願い致します。

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2016年9月
「光合成を高めれば収量が増えて食味も向上!!」横田 雄二様
(福島県須賀川市 イチゴ生産者 )

インタビュー写真

 

 
 
地区 福島県須賀川市
作物 イチゴ(品種:とちおとめ)
作型 土耕栽培
施設面積 78a
収穫期間 11月中旬~6月中旬
定植本数 5株/㎡
プロファインダー導入日 2013年7月

【導入したきっかけは?】
誠和の斉藤さんの勉強会です。斉藤さんとは昔から交流させていただいていたのですが、須賀川市で勉強会を実施すると知り参加しました。実際に話を聞いて「今までと正反対のことをやって今よりも収量がとれるのか…」と思いましたが、プロファインダー3台を別々のハウスに導入してみました。実は、はじめは半信半疑でやってみたというのが本音です(笑)。

【導入した感想は?】
今までの管理・考え方がまるっきり変わりました。今までCO₂については、「早朝にやっとけ」くらいの感じでそれほど重要視していませんでした。カーテンについても十分にハウス内が暖まってから開けるという管理でした。今は一変し、日中の積極的なCO₂施用はもちろん、カーテンについても日の出後なるべく早くから徐々に開けるようにしています。因みに春先に遮光はほとんどしません。
プロファインダーを導入した2013年はハウス内環境を知ることで方向性が見えました。2014年には実際に環境制御に取り組み、手ごたえ(感覚で倍くらいの収量)を実感しました。しかし、理想の環境に持っていくのにはとても苦労することから、プロファインダーの測定値を元に統合的に様々な機器を管理する「Next80」の導入を決めました。2015年には新たな問題点≒理想がどんどん出てきていますが、収量は順調に伸び、過去最高となっています。食味も年間を通した変化がなくなり全体的に向上しました。おかげでレクサスRX1台分くらいは増収になりました(笑)。
イチゴの販売はほとんどが軒先での直売と契約先への出荷です。以前は収量に大きな波があり、それをイベントに合わせる努力をしていました。今はそれがなくなり常にイチゴが沢山ある状態です。着果数を増やしても今までより良い果実が収穫できるようになりました。お客様は沢山来てくれるけど、今はそれ以上にイチゴがとれすぎて忙しいことが悩みですね。

【今後の抱負は?】
現在は10a程度のハウスをいくつか持って栽培をしていますが、大規模なハウスで栽培をやっていきたいと考えています(建替えを検討中)。規模を拡大することよりも、楽しくとれる(儲かる)ようにしていきます。父親の頃から「暖房は焚いたら焚いた分見返りがある」≒「投資した分返ってくる」という考えがあるので、必要な投資は必要な時に行っていきます。

【誠和担当者からの一言】
仙台営業所の松井です。お忙しい中、インタビューを受けて頂きありがとうございました。訪問の際に、横田さんのイチゴ「甘園房」を食べさせていただきましたが、とにかく甘くて今まで食べたことのないイチゴでした。噛むと中から「ジュワッ」と甘い果汁があふれ出て、始めは「イチゴの中に練乳が入っている!?」と思うほどでした。横田さんの「これでも水はジャンジャンあげているんですよ」という話を聞いて、かん水量が多くても環境制御により光合成を高めることで、これだけ甘くておいしいイチゴが作れるのだと実感しました。
収量が増えると品質が低下すると思われる方がいらっしゃいますが、環境制御の取り組みで増収された方の多くは、横田さんのように品質は低下するどころか向上しています。ぜひ皆さんも環境制御を通して、高収量・高品質を実現してください。

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2016年8月
「植物生理を基礎とした環境制御は他の作物のものでも使える!!」上野 勉様
(佐賀県唐津市 ハウスミカン生産者)

インタビュー写真

 

 
 
地区 佐賀県唐津市
作物 ハウスミカン(品種:上野早生)
作型 土耕
施設面積 2.5ha
収穫期間 加温開始日:11月1日 収穫:6月1日~6月15日
定植本数 95本/1000m2
プロファインダー導入日 2014年9月

【導入したきっかけは?】
現状把握が必須だと感じたからです。就農1年目に6t/10aであった収量が3年目には5.5t/10aまで落ちました。原因は、環状カットをやめて、着花が遅くなったからです。環状カットをして樹が弱るのが嫌だけど収量も上げたい、樹が弱らず収量増加ができないかと考えていました。そんなとき、数年前に地元で開催され参加した誠和の環境制御の勉強会を思い出し試してみようと思いました。そのときは話を聞いてもピンとこなかったのですが、まずは現状のハウス内環境を知ることがヒントになるのではと思いプロファインダーを導入しました。

【導入した感想は?】
まず、測ってみて驚いたのは日中のCO2濃度です。200ppm以下まで下がっていて全然足りていないということがすぐにわかりました。ハウス内に吊るして使用するCO2発生剤を設置してその値でした。2倍量使用してみましたがほぼ変わらないため、すぐにCO2発生機を導入しました。これは実際に測って見ないと気付くことができなかったですね。プロファインダーを使った印象は何よりも見やすさが良いです。常にパソコンにプロファインダーの画面が表示されているのでハウスに入るたびに確認でき、作物の状態とデータの見比べがしやすいと感じています。後は、セミナーが魅力的!ハウスミカンの情報は少ないので、少しでも最新の栽培情報を得るため、トマト栽培セミナーにも参加しました。斉藤さんには「トマトの話しかしないよ?」と心配もされましたが、トマトの話をハウスミカンに置き換えて考え、栽培管理に活かせています。ハウスミカンで問題となる裂果の発生要因はミニトマトとほぼ同じです。他作物でも重なる部分は必ずあるはずという予感は的中しました。環境制御に取り組んだ結果、環状カットをしても樹の弱りが少なく、落花も少なくなって収量が増加しました。就農3年目に5.5t/10a だったのが、プロファインダーを導入した4年目は6.7t/10a、今年は7.1t/10aを達成しました。部会平均が約4t/10aですから、良い結果が出ていると思います。

【今後の抱負は?】
収量8t/10aを達成することです。感覚としてハウスミカンの限界収量ではないかと感じていますが、そこを追求したいです。土地が確保できればですが、2年後に約60aの新設ハウスを建てて更なる規模拡大を目指しています。その際にはハウス環境の最適化と労働力の削減を考えて、Next80の導入を検討しています。

【誠和担当者からの一言】
久留米営業所の山下です。上野さん、お忙しい中インタビューを受けて頂きありがとうございました。上野さんが栽培を営まれている唐津市浜玉町のハウスミカンは全国でもトップクラスの生産面積を誇る地域です。上野さんの周りには若く、やる気のある方が数多くいらっしゃいます。現在上野さんは仲間5名程で毎日果形調査を行い、プロファインダーのデータと照らし合わせて「どういった環境下で実が太るのか」を調べています。今後は県の農業改良普及センター等とデータ解析をして、4Hクラブの大会で発表される予定だそうです。上野さんの活動に少しでも貢献できるよう、私も頑張ります!

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2016年7月
「環境制御ってドラクエをしているみたい!!」白石 裕二様 (高知県安芸郡 ナス生産者)

白石様

 
地区 高知県安芸郡芸西村
作物 ナス(品種:土佐鷹)
台木 台太郎
作型 土耕
施設面積 20a
収穫期間 収穫終了日: 9月上旬~翌年6月末
定植本数 約1.0本/m2(800m2)、約0.9本/m2 (1200m2)
プロファインダー導入日 2013年9月

【導入したきっかけは?】
ハウス内の環境がどのようになっているのかに大変興味がありました。実は初めは他社の測定装置を導入していました。データは取れていましたが改善にはなっていませんでした。そんなとき誠和が実施した斉藤さんの勉強会に参加して何をするべきかがわかりました。まずCO2発生機の導入をしました。営業の方にプロファインダーの説明を聞いて、ハウス内環境を把握するための画面の見やすさを実感して導入しました。

【導入した感想は?】
「結果が物語っている」の一言と思っています。1年目には18t/10aだった収量が、5年目の今作では22.5t/10aまで増加しました(地域での平均収量は18t/10a)。現在、プロファインダーをハウス内に2台設置して管理しています。本体を北と南に設置し、温度センサープラスを西と東に置いてハウス全体の温度を把握しています。このときにプロファインダーの任意のグラフを同時に表示できる機能が非常に便利です。温度ムラを一瞬で把握して、天窓制御盤で設定を変え、最適になるように頻繁に制御しています。今では肌感覚による温・湿度の判断を2作目でやめてしまっているので、正直プロファインダーなしで管理するのは恐ろしくてできません。さらに私はプロファインダーをハウス外にも設置して、ハウス内外温湿度差を把握しています。これも外用のプロファインダーがなかったら換気の細かな管理は絶対できんで!と思うぐらい重宝しています。ただ、プロファインダーによる測定も大切ですが、それ以上に今の樹が良いのか悪いのかを判断する感覚であり、栽培上で最も重要な核だと思っています。ちなみにプロファインダーをもう1台購入してあるので、次作から2重カーテンの上に設置してカーテン開閉管理に利用しようと考えています。

【今後の抱負は?】
当面の目標は25t/10aです。現在の労働力は2人ですが、2、3年の間には実現可能な数字だと思っています。来作には生育初期の環境を整えることを目的に細霧装置も導入予定です。毎年課題を見つけて対策する、ゲームに例えるとドラクエをやっている気分です。やればやるほど収量向上につながる農業は本当に面白いですし、まだまだ伸び代があると感じています。25t/10aを達成し、さらに大台に乗せていくことも視野に入れてやっていきたいです。

【誠和担当者からの一言】
高知営業所の若菜・松下です。白石さん、お忙しい中インタビューを受けていただきありがとうございました。白石さんはまだ就農5年でありながら収量・品質を飛躍的に向上されており、地域でも一目置かれている方です。常に情報のアンテナを張り巡らせ、勉強し、課題を持って、“夢が描ける農業”をされていると強く感じています。白石さんは「プロファインダーは収量・品質を向上する目的のための手段であって、導入すれば単に向上するものではない」とおっしゃっていました。プロファインダーのデータを見てハウス内環境を整え、作物がどのように反応しているか生育調査を行なって管理されています。そのため白石さんの話は非常に具体的で聞いている側もとてもイメージしやすいです。これが次の課題が明確になっている1つ大きな要因だと感じました。これからもよろしくお願い致します。

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2016年6月
「父の経験と実績+『データ管理』で大成功!」 藤田 修平様 (兵庫県神戸市 トマト生産者)

藤田様3

 

地区 兵庫県神戸市
作物 トマト(品種:りんか409 麗旬(冬) 桃太郎75(夏) )
台木 無し
作型 誠和式ロックウール・樽
施設面積 52a
定植 ① 10月中旬~4月末、6月上旬~9月中旬
② 8月中旬~翌7月中旬
③ 8月上旬~12月末 1月中旬~6月末
定植本数 2.5本/m2(夏 定植)
2.1本/m2(秋・冬 定植)、側枝を伸長させて3.3本/
プロファインダー導入日 2011年8月

 

[導入したきっかけは?]
就農するにあたって、プロファインダーを使って数字で見える形にし、父の栽培環境を知るために導入しました。私は就農して5年目ですが、それまでは異分野で働いており、農業の専門的な勉強もしていませんでした。栽培を身につけるために本や文献を読んで勉強しましたが、資料では具体的な数値が出てくるにも関わらず、自分のハウス状況は測定していないので分からない状況でした。そこで測定してみようと考えたのがきっかけです。

[導入した感想は?]
当時、収量が取れなくなってきており、収入も下がってきていました。改善しようにも手探りの状態でした。プロファインダーを導入して数値化してみると、栽培しているハウス環境に驚きました。最初に気づいたのはCO2ですね。プロパン燃焼式(ガスコンロ)でCO2施用していたのですが、日中に全く足りていないと気づき、迷わずCO2発生機を購入しました。他には温度、湿度、それと光です。古いハウスは外被材は波板でカーテンは固定張りでした。温度は昼夜の変化が非常に激しく湿度は日中90%をずっと超えていました。朝方の結露が原因で病気が出ていることも分かりました。これでは収量が下がっても当たり前だとわかり、外被材をエフクリーンに張替え、固定張りをSHフィットにしました。環境制御はやればやるほどハウス内環境が改善され、収量が増加すると気づきました。品質も収量に比例して良くなっていると気付きました。出荷先は6割を直売所、1割が通販のため、お客様の反応が非常に大事です。収量増加で資金の回転も早くなり、次の投資も考えられるようになりました。収量は父の代で20t/10a前後は取れていましたが、今では27t/10aと割増となっています。まだまだやれることはたくさんあると思います。

[今後の抱負はなんですか?]
当面の目標は30t/10aです。環境制御をしていてわかりましたが、低い軒高でも30t/10aはとれると思っています。 30t/10aのための収量増加は、今までより細かい環境制御の工夫を重ねていくことになるので、難しいと思いますが面白さでもあると考えています。やりたいことが全て手動だと無理なこともでてきたのでNext80も導入しました。収量が増加することで決算書が改善し、銀行からお金を借りやすくなり次の投資もしやすくなります。今後は量をとっていかないと、生き残ることが難しくなると感じています。環境制御がしやすい高軒高のハウスの増反も考えています。

[誠和担当者から一言]
大阪営業所の小原です。藤田さん、お忙しい中インタビューを受けて頂きありがとうございました。藤田さんは農業関係の勉強をされることなくお父様を引き継いで就農されています。お父様の栽培技術を数値化して知り学びとることにプロファインダーは役立ったそうです。藤田さんは、周囲に環境制御に取り組んでいる方が少なく、情報が欲しくても相手がいないと苦労されていました。そのため弊社の開催するセミナーには必ず参加されています。出荷は直売所が主のため一年中途切れさせることができません。品種選定等を工夫して3つのハウスで時期をずらして栽培をしています。現在は品質の良いトマトを安定した量出荷できることが強みになっているそうです。次は環境制御がしやすいハウスを、と構想があるそうなので、今後とも応援させて頂きます。

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2016年5月
「脱サラ就農 プラン・『データ』・チェック・アクション」 伊藤 茂雄様(静岡県 ミニトマト生産者)

 

地区 静岡県伊豆の国市
作物 ミニトマト(品種:CF千果)
台木 ベクト、グリーンセーブ、バックアタック
作型 養液土耕
施設面積 20a
定植 8/30~7/10
定植本数 2.1本/㎡
※2本仕立てでスタートし、第3果房目で1本を摘芯
※2月下旬~3月にかけて側枝を伸長させて、3.6本
プロファインダー導入日 2012年10月

[導入したきっかけは?]
私は脱サラで就農しましたので、経験・知識が乏しい状態でした。その中で年数をかけずに、栽培技術を向上させ、植物生理を理解したいという強い気持ちがありました。じゃあ何が必要かと考えたところ、社会人の時に習ったPDCAのサイクルを上手く回す!という結論に至りました。1年間が終わってからの反省だけではなかなか上達しません。そこでハウス内の環境を計測し、問題点を見つけ、日々改善を図るためにプロファインダーを導入しました。

[導入した感想は?]
今思うと、プロファインダーを使う前までは簡易な温度計だけだったので、ハウス内の環境が全然分かっていませんでした。特に環境の変化については、考えていたものと大きく違っていました。湿度については、飽差の変化に気をつけることで萎れが激減しました。温度についても、平均気温や夜温・DIFを意識する様になり、草勢が全く変わりました。CO2については、誠和の斉藤さんがセミナーの冒頭に質問する「施用をして収量が上がりましたか?」の質問に手を挙げられるくらい実感しています(笑)。グラフを見てCO2濃度が下がると、植物が働いてくれているんだなと嬉しく思います。こうやってデータで見る様になると、同じ様にプロファインダーを使っている仲間との話も数字で伝えることが出来て、お互いイメージしやすくなったのは強く感じています。私は収量・品質ともに常にデータを残していますが、共に伸びています。

[今後の抱負は?]
現在は15t~16t/10aくらいですが、3年以内に18t/10a、ゆくゆくは20t/10aを達成したいです。ただ今までもそうでしたが、こうやって収量増が達成できたのは、本当に周りの助けがあったからだと感じています。私個人だけの技術だけだと限界がありますので、仲間と切磋琢磨して、今後も魅力があるミニトマト栽培を行っていきたいと考えています。

[誠和担当者から一言]
豊橋営業所の田中です。伊藤さん、インタビューを受けて頂いてありがとうございました。伊藤さんが栽培を営まれている伊豆の国市のトマト生産は、90%の方(50名)がニューファーマー制度を使った新規就農者で、毎年3~4名ほど増えているようです。伊藤さんは青壮年部の部会に所属しています。そしてその中で有志を集い、積極的に情報交換を行う「ワーキンググループ」を結成されています。現在はメンバーが十数名いて、環境制御・栽培管理など項目別の小グループに分かれ、改善点を探して実行していくといった取り組みをされているそうです。圃場巡回や他産地見学も積極的に行い、みんなで考えるということに力を入れられていました(2段目の写真参照)。伊藤さん自身も、毎年目標を設定した中で現状どうなのかがすぐに分かる様、データを表・グラフ化して常に確認されていました。みなさんも試して頂くと面白いかと思います。

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2016年4月
「型破りのキュウリ栽培」 中島 勇輔様(群馬県 キュウリ生産者)

 

地区 群馬県伊勢崎市
作物 キュウリ(品種:ブレイク(これがメイン)、ハイグリーン21、極光)
台木 ゆうゆう一輝(黒)
作型 摘芯栽培(2節摘芯)
施設面積 48a(暖房あり:28a、暖房なし:20a)
定植 (促成)1/20~7/20、(抑制)8/20~12/20
定植本数 (暖房機つきハウス)1本/㎡、(暖房機のないハウス)1本/㎡
プロファインダー導入日 2014年4月

[導入したきっかけは?]
私にキュウリ栽培を教えてくれた、師匠の栽培手法の秘密を知りたかったからです。師匠のキュウリは、とても生育のいいものばかりでした。しかし当時、その理由が分かりませんでした。師匠は経験を元に栽培している方だったので、何を基準にして管理しているのか、いまいちピンとこなかったのです。その頃誠和の勉強会に出て、プロファインダーの話を聞きました。これでハウス内環境を数値化すれば、師匠の栽培方法の謎が分かるかもしれない。そう思って導入しました。

[導入した感想は?]
いざ数値化してみると、師匠の栽培方法に納得しました。温度・葉の枚数は日射量に合わせるなど、1つ1つの管理は周りの環境を考慮して、植物の生育・光合成に適したものになっていたのです。それから私自身も、データを見ながら自分なりに工夫を重ねていきました。キュウリで常識と言われてきたことはほぼ全てやめましたね。蒸し込みも、通路潅水もしなくていいことに気がつきました。光がやはり大事なので、マルチも透明・グリーンのものから白に変えました。また、環境を理解して上手く制御していけば、病気の発生を抑えることができるので、12~2月の薬散は殆ど必要なくなりました。随分手間が省けましたね。両親の代では収量が毎年18~20t/10a程でしたが、私になってからは収量が年々増えていきました。今では30t/10aを達成しています。品質も落ちるどころか良くなりましたよ。

[今後の抱負は?]
昨年は品種で外れをひき27~28t/10aでしたが、今年の目標は32t/10aです。将来的には年2作で35t/10aですね。恐らく達成できると思います。また、作物にとっても、作業者にとってもいいハウス内環境を目指していきたいです。今は蒸し込みをしていないので、実施していた頃に比べると作業がぐっと楽になっています。しかしまだまだ改善の余地があると思います。省力化も進めて、現在の長期休暇を更に伸ばしていきたいですね。仕事だけでなく、自分の時間も大切です。「たとえ今までのやり方と違っていても、いいと思ったらとにかくやってみる」という師匠の精神で、これからも頑張っていきます。

[誠和担当者から一言]
小金井営業所の澁谷です。中島さん、長時間のインタビューを受けて頂きありがとうございました。現在中島さんは、伊勢崎市青年農業者の会に所属しています。この会はミニトマト、トマト、ニラ、セロリ、キュウリなど、品目問わず高い志を持った生産者が集まっている会です。作物は様々ですが、皆さんの共通点である環境制御を中心に話をし、個々の技術を高めています。たとえ品目は違えど、病気が出やすい管理や光合成を高めるための考え方はほとんど同じなので、環境制御という共通言語で討論が出来るようになったと言っていました。また、同じ品目だけでなく、他の品目にも目を向けることで、常識にとらわれず新たな世界が開けるチャンスがあるそうです。皆さんも環境制御をきっかけに、多くの生産者と交流を深められてはいかがでしょうか。一度、お近くのプロファインダーユーザーと話をしてみるのもいいのかもしれません。

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